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オウアル(オウリュウモン×アルファモン)

俺はオウリュウモン
一応伝説のデジモンと言われている
まぁそんなことはどうでもいい
今日は俺の昔話につきやってくれ

俺がアルファモンのそばにいる理由だ


あれはもう何千年前だっただろうか?
俺がまだリュウダモンだった時だ
元々ファンロンモンの養子として神の領域カーネルにいた
時々目を盗んで神の領域カーネルから遠くへ出かけた
そのたんびに叱られてしまうんだがな、ハハハ
ん、でだ。そんなことを繰り返してたらある遺跡についたんだ
初めての遺跡だったから俺はそこを探索することを決めたんだ


中を見て回っていたが特に何も無かったから今日はもう帰ろうと思ったんだ
そしたら急に床が崩れ、俺は落ちてしまった
流石にまずいと思ったんだが以外にもそこまで深くなかった
そして周りを見ると階段があったのに気づいたんだ
俺が階段を降りるとそこにあったのは遺跡には似合わない
実験室のような部屋だった
奥をよく見たらデジモンは一体いた

丸まって寝ているデジモンに近づくが見ない壁にあたってしまった
ガラスなのか?
俺は勇気を出し
そいつに話しかけた

「お、おい!そこのお前!」
「…ん……誰…?」
むくりと起きた紫色のデジモン

「君は……」
「お、俺はリュウダモン!お前は?」
「……ドルモン」
ぶっきらぼうに自身の名を教えてくれたドルモン

「…君はどうしてここにいるの?」
「あー遺跡があったからよ、面白そうだったから中に入ってしまったんだ」
アハハハと笑うリュウダモンにドルモンはじっと見つめ

「…また君に会えた……」
聞こえないようにボソッとつぶやく

「ん?なんか言ったか?」
「なんでもない」
「ところでお前はどうしてこんなところにいるんだ?」
「…僕は実験体なんだ」
「え…?」
ドルモンが言った言葉をうまく理解できなかった
実験体?何のことだ?

「実験体って…どういうことだ?」
「そのまんまの意味、僕は作られた人工生命体なんだ」
「造られた…デジモン……」
「そう」
「お前一人だけ?」
「んー…そうだね、僕だけだね」
「ずっとここで一人?」
「うん一人」
その言葉に俺はさらに衝撃を受けた
こんな簡素な部屋の中でたった一人で生きていた

「…なぁ、俺、帰らなきゃいけないんだけど…またここにきていいか?」
「え…?」
「こんなところで一人は寂しいだろ、本当は今すぐ出してやりたいんだがこの壁…壊れそうにない…だからせめてお前に会いに行く!また!何度でも!」
「……そっか、うん。うれしい、ありがとう」
「えへへへ」




それから俺は何度もドルモンに会いにいった
そのたんびに外の世界の話をした
俺の話に耳を傾け聞いてくれるドルモン
会うのがとても楽しみで仕方がなかった
月日は流れ流れ…
俺はギンリュウモン、ヒシャリュウモン、オウリュウモンとなった
ドルモンはラプタードラモン、グレイドモン、そして……

「アルファモン来たぜ!」
「オウリュウモン、待ってたぞ」
「今日はなぁー」

たわいもない話、それがずっと続く




そう思ってたんだ





でも







ずっと俺の話を聞いていたアルファモンが口を開いた

「なぁオウリュウモン」
「ん?なんだアルファモン?」

こいつは悲しい顔で俺を見た

「もう…会えなくなる」
「え?」

突然のアルファモンの言葉

「俺は、データを食らう力を持っている、今まではデジモン一体をも食らう力はなかった、だけど……昨日……食えるようになってしまった」
「何を…」
「俺といたらお前は俺に食われてしまう!だから……」

アルファモンは寂しく悲しく、優しい目で俺を見つめ

「もう…来ないでくれ…」

その瞬間俺は意識を失った
目覚めたときには神の領域カーネルの中だった
俺は勢いよく起き上がりあの神殿にいった
しかし、そこにはアルファモンの姿はなかった
床に文字が書いてあるのを見つけた
見ると

【やっぱり戻ってきちゃったか…もう俺はお前には会えない、大丈夫。俺が消えても世界はどうにもならない。所詮俺は”始まりの騎士”だから】

意味が分からなかった
俺は困惑しどうすればいいのかわからなかった

「そうだ…ファンロンモン様に…!」
急いで戻りファンロンモン様に会った
普通、ファンロンモン様に会うにはそれなりの準備が必要だが養子である俺には必要なかった

「ファンロンモン様!!お聞きしたいことが…」
「わかっておる。アルファモンのことじゃろ?」
「!!」
ファンロンモン様はどうやら知ってるらしい

「教えてください!どうしたら我が友…アルファモンを助けれるか!!」
「……彼を助ける…か……それはおぬし次第だな」
「え…?それはどういうことでしょう…?」
「今からそれを知りに行くのだろう?アルファモンは今、イグドラシルの中にいる」
「な!!イグドラシル!?」
イグドラシルはこのデジタルワールドの世界樹ホストコンピューター、本来、行くことすら許されないところになぜアルファモンがいるのか疑問に思ったが
俺はファンロンモン様に「ありがとうございました」といい
イグドラシルに向かった



イグドラシル内
「……また…会えなくなるのか…そうだよな、俺は本来”いるべきではない存在”なんだから……あいともっと話かったな…弟にも会いたかったな…あいつ、ちゃんと”一途”になってるかな…?どうなんだイグドラシル?」
そうアルファモンが問いかけてもイグドラシルは答えない
沈黙してるようだ
まるで
何かを
待ってるようだ

「…?イグドラシル…?」
疑問に思ったアルファモンはイグドラシルに問いかけようとしたとき
バーン
と扉が強く開かれる音がした
その音のほうへ向くと友であったオウリュウモンがいた

「お…オウリュウモン…?何故…どうやってここに…?」
俺はアルファモンの質問を無視してずんずんと近づく
近づくにつれアルファモンは後ずさりするが後ろは壁であったためこれ以上は距離がおけなかった

「な…なんだよ…」
無言の俺に問いかけたとたん
俺はアルファモンに抱き着いた

「!!///お、オウリュウモン!?」
「どこにも行くな…」
「し、しかし俺は!」
「わかってる…データを食らってしまうんだろ?大丈夫」
「な、なんでそんなこと言いきれる…?」
「お前がデータを食ってしまう理由はおそらく、お前の影が影響なんだろ?」
「!!?」
図星って顔だ
アルファモンのわかりやすい顔に少し笑ってしまう

「進化していくにつれ光のお前の力は強くなる…だけどそれ以上に影が強くなってしまう…よはパラーバランスが乱れてしまってるんだろ?」
「……」
「それだったら、俺はお前の力になる」
「え…?」
俺の唐突な言葉に何を言っていいのかわからなくなったアルファモンに笑いかける

「俺がお前の一部になる」
「な、なに言ってんだよ…そんなこと…」
「できるさ、俺とお前なら…俺らはデジコワの破調が似ている…可能だ」
「!!…思い出したのか…?」
「?その言葉の意味はよく分からないが可能ってことでいいんだな?」
俺の答えに少し寂しそうな顔をするがすぐに微笑んで

「あぁ…可能だ…だけどそうなった場合、お前を見ることが出来るのは俺以外いなくなるぞ?」
「構わないさ、俺は……お前が大好きだから」
チュッっとリップ音を聞かせアルファモンの額の石にキスをした
それびっくりしたのかアルファモンは照ている
可愛い
あぁ、ずっとそばにいたい…

「だから…いいな?」
「ん……わかった」

俺たちに光がまとった
まばゆい光
そして俺はアルファモンの一部になり
一生そばにいる
これが俺がアルファモンのそばにいる理由だ

イグドラシルはこうなることを予想していたのだろう……
今俺はとても幸せだ

END
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