生存戦争編
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青く、煌々と燃える鳥は。
いや、鳥じゃなくて人だった。男の、制服を着ていないからおそらく海賊だろう人が、わたしと氷使いの間に入った。もしかしなくても助けてくれたのだろうか?なんで?
「あの、」
「親父がお前を助けろだとよい!全く、死に際まで勝手な人だ!!」
「おやじ…?よい?」
その呼び方は、聞いたことがあった。大海賊、確か四皇?って呼ばれてる白ひげだったと、思う。そんな人が、わたしを。まさかエースさんを逃したから?
続く疑問視に頭が働かないが、なんとか大砲の轟音で思考が遮られた。なにはともあれ大海賊の手助けが受けられるんだ。そんな事よりも、わたしはわたしのすべき事を全うしなければ。
海軍の氷使いと、白ひげ海賊団の青い鳥さんが目の前で攻防を繰り返し切り結んでいる。
「悪ィがアンタの事を構ってやれる程ッ、お安い相手じゃねェんだよい!!足下の氷は解かしてやるから、あとは適当に逃げー」
「ーーいえ、だいじょうぶです。…これくらい、なら!!」
この人が氷使いを請け負ってくれるなら、随分肩の荷が軽くなった。ふぅ、と小さく息を吐き、脇目も振らず、足の甲に向けて拳を振り下ろした。バキ、と拳から鈍い音がする。
痛い、痛い、あつい…!!!
だけど、氷にヒビが入った。そのまま無理やり足を動かせば、さっきよりも動く。凍えそうな程冷たいハズなのに、背中を流れる冷や汗は止まらない。
鳥の人の視線を感じる。けれど、わたしは笑ってパキパキと氷の膜ごと歩みを進めた。あれ程冷たかった足先や土踏まずからは、熱さえ感じる。足元がぬるりしたが、滑らないように出来るだけ踏ん張る。
痛い、痛い、痛いけど!!わたしが感じる痛みなんてほんのひと時無視すれば無かったことになる。今はエースさん達を追った赤犬を追わないと…!!
*
時は同じく。ジンベエは背中にエースを、腕にはルフィを抱えていた。エースもルフィも、もちろんジンベエももうボロボロだ。
両脇に抱えると、少しの攻撃だとしてもいつもの3割も力を発揮できそうにない。
あの、七武海に昇りつめた海侠のジンベエであっても、今じゃ砲撃の一つも満足に躱しきれず、足下が揺らいでしまう。
「グオッ…!!」
「「ジンベエ!!!」」
「ジンベエ!!やっぱりおれも戦う!!降ろしてくれ!」
「お前さんらは、…しっかり生きにゃならん!
ルフィ君にはもう余力は残っておらん。エースさんには、もしわしに何かあった時に、この子を守ってやる力が必要じゃ」
ジンベエの脳裏には、数日前にインペルダウンの冷たい獄中でエースに言われた、ルフィをよろしく頼む、という言葉を思い出しては頭(かぶり)を振った。
なにを今更思い出しているのか。
もうこの人の死相な無くなったはずだ。ルフィが、あの少女が救い出してくれたはずだ。
なのに、今更あの時の言葉だなんて。弱気になっとるんか、とジンベエは不甲斐なさに奥歯を食いしばる。
「……とにかく、海に出ればわしにも」
「ジンベエこっちに乗れ!!」
「おう!!!」
白ひげの傘下である海賊に導かれ、船に乗り込もうとすると、後ろから不吉な地鳴りが聞こえた。すぐに地面が割れ、激しい音と共にマグマが吹いた。さながら活火山の噴火のような“地獄”のような光景が、広がった。
「わしが逃がさん言うたら。
ーーもう、生きるのを諦めんかいバカタレ」
「赤犬!!」
「おいお前!!!アンリはどこだ…!!」
ルフィは赤犬の登場に噛み付くように問いかける。この場の全員があの可憐な少女が、災害にも等しい海軍大将に敵うはずがないと、 心の何処かでそう思っていたのかも知れない。
故に、ジンベエさえもルフィの言葉に対して一瞬顔を強張らせ暗い表情になった。
しかし、ルフィは違う。
焦ってはいるものの、彼女が死んだなんて一ミリも考えてはいなかった。
そろり目線をルフィに向けた赤犬は、重厚に閉じていた一文字の口を忌々しそうに開いた。
「あの鬱陶しいガキは、大将・青雉に始末させちょる。どうせ貴様らもすぐ同じ場所に行くんじゃ。観念してこの大罪人(クズ)共の息子を渡せジンベエ!!」
「… アンリは、おれの仲間はそんな簡単に死なねェ!!!」
ルフィは身を捩り、残してきてしまったアンリを迎えに行くと、ジンベエにそう告げた。
それこそ、自殺行為だ。
「ルフィ君!!わしから離れるな!」
「でも、ジンベエ!!アンリのこと助けに行かねェと!!」
「ーーあの子の決死の努力を無駄にする気かバカ者!!!」
ビリビリと、空気が重く響いた。
ルフィの顔も徐々に強張っていく。
「あの子はここが戦場だと知った上で、それでもお前さんら兄弟を助ける為にここまできたんじゃ。ー覚悟は、出来とるだろう」
「…!!!」
「じゃが、それはわしとて同じ。
わしはアンタらを、死んでも守ると決めとる!!」
「ーーそうか、じゃもう二度と頼まんわい…!!」
「エースを守れェ!!」
「エースの弟もだ!!エースの家族はおれ達の家族だァ!!!」
皆が戦ってくれている。ルフィも、ジンベエも、二人以上にエースも歯がゆい気持ちでいっぱいだ。時折、メラメラの能力で一般兵を牽制するが、それしか出来ない。
すまねェ、ありがとう。をジンベエの背中で呪文のように繰り返す。
ジンベエは、海岸近くまできたことに希望を見出した。自分なら、海へ出れば船より早くこの場から去れる。こちらの土俵だ、と。
信じて疑わず、息を切らせながらもたどり着いた海は、分厚い氷に覆われていた。もう既に、海へ飛び込む動作に入っていたジンベエの足は大地に着いておらず。
ほんの一瞬の、隙。
しかし、その大きな隙を赤犬は見逃さない。
迫る赤犬のスピードは何にも遮られず。
魚人空手で鍛えた拳も、マグマに対してでは希望が薄い。すぐに蒸発した海水は、それごと、ーーーではなく。
背中にいたエースが、ジンベエとルフィを切り離し、そのグツグツと燃え盛るマグマの拳からその身を挺して守った。
「ぐゥっ…!!!!」
「「「エーーース!!!!!!」」」
「…………え、」
宙を舞ってドサリ、と着地も受け身も取らず落ちたエースに、轟々と周りの海賊が駆けつける。まだ意識があるエースは、こふ、と何か言いたげに口を開き、言葉の代わりに血を吐いた。
それもそうだ。急所自体は外したものの、赤犬のマグマの拳はエースの右胸から全て焼き尽くしたのだから。
ひゅーひゅー、と喧騒にかき消える今にも燃え尽きそうな呼吸音に、海賊達は皆信じられないと表情を絶望に染めていた。
目の前でそれを見た、アンリも同じだった。
深海のような深い青の瞳は真っ暗に染まり、ただでさえ色が白い肌は青くなった。
先程までの希望を追いかけるようなものは一切なく、今にも倒れそうな足取りでエースの元へ向かう。さながら、心をどこかへ置いてきた亡霊のようだった。
赤犬はもう瀕死状態のエースに興味がなくなったのか、次はアンリに標的を変えた。ルフィはジンベエと共に凍った海へ落ちていったのだから、そちらを追うより今はこの少女を狩るのが早いだろう、と。
とぼとぼと、赤犬が視界に入ってきているにも関わらず距離も取らずに尚もこちらに近寄るアンリに、赤犬は眉を顰めた。
「…お前も、もう大人しゅうせえ」
「………だ、だ。」
「何を言っと、」
「ーー ま だ だ !!!!」
「ッッ!?」
アンリの瞳が鈍色に光り、突如激しい衝撃が赤犬を襲った。濁流の中で意識を手放しそうになりながらも、赤犬は焦る。
どうして、海は凍りついているのに奴は攻撃が出来るのか、と。答えは至極簡単だった。
「…傲慢だな、人間は。
全ての海を凍らせられると、本気で思っていたの?ここ以外の外もまた、海だ」
アンリの声は、赤犬には届かなかった。
*
ーーー失敗、したの?
え、うそうそ、だって、どうして?必死に追いついて、皆んなにも色々協力してもらって、あんなに頑張ったのに?
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、ーーなんで、?
エースさんの胸に穴が空いた光景を見て、目の前が真っ暗になった。手の震えが止まらない。
早く、早く止血しないと。あんなに人が集まってるんだ。誰か応急処置は出来るはず。
それでもうまく動かない足を動かして、一歩一歩歩く。
しかし、エースさんの元へ辿り着く前に、わたしの視界は影に覆われた。
「…お前も、もう大人しゅうせえ」
わたしじゃ見上げなければいけないほど遠くにあるその人の顔は、鬱陶しそうに眉を顰め歪んでいた。ああ、この人は命をなんとも思っていないのだろうか。
なんで、どうして、運命は、止まらないの?
ーーいや、まだ。まだだ。
わたしは動ける。足も手も頭も歯も喉も声も、まだまだ残っている。
やれる事は、まだあるはずだ。
「………だ、だ。」
「何を言っと、」
「ーー ま だ だ !!!」
「ッッ!?」
海が凍っているのなら、ここよりも遠くの海に声をかければいい。ここよりも深いところに声をかければいい。大丈夫。きっと答えてくれる。わたしが、どうなろうとも。
赤犬は海に殴られて吹っ飛んでいった。これで当分の時間が稼げる。
たらりと垂れてくる鼻血を拭って、じわりじわりとエースさんの元へ向かう。
取り囲むようにいた海賊の方達も、わたしを見て道を開けてくれた。
「…エース、さん」
「……ひゅ、…よぉ、がふっ!ごほごぼッ!!…へへ、トチっちまった…悪りィな、ルフィもアンタも、助けに、来てくれたのに、よォ……」
口の周りを血で濡らしながら抱えられるエースさんは、覚えている限りの“原作”よりもひどい状態だった。右の肺の辺りに穴が空いていて、穴を伝うように右腕丸々黒焦げになっている。
「だ、だれか!おうきゅうてあてを…!!」
「やめ、ろよ…自分の命の終わりくらい、自分でわかるさ…ハァ…」
「エース!!!もう喋んな!!」
「アンタには、ほんと悪いんだが…ハァ!
ルフィと、みんなに、おれの言葉を、とどけて、ほしい……!!!ゴホッゴホッ!!」
「だめ、だめ、だめ、もうしゃべらないで…!!」
無意識のうちに流れる涙で、エースさんの顔が霞んでしまう。手でガシガシと拭っていると、片方だけぐっとエースさんに握られて、たのむ、と言われてしまった。
「びっ、ぐ…!!」
「…なぁ、おれはさ、名声なんかが、欲しかったわけじゃなかった、らしい。
おれは、“生まれてきてよかったのか”。欲しかったのは…その、答えだった」
「……っ…やだよぉ、」
「…すまねェな。だけど、たのむ。オヤジと、みんな、ルフィに…。」
「今日までこんなどうしようもねェおれを…!!鬼の血を引くこの、おれを…!!」
「ーーー愛してくれて、…ありがとう!!!」
血濡れだった顔は、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになり。そばかすのある顔はそれでも美しく微笑み。わたしの手を握っていたエースさんの手は、その言葉を言い終わると、するりと地面に力なく落ちていった。
「エース…!!!」
「そんな…!!エース!!」
「あ、あ、あ、あ、ああああ…」
周りのみんなの動揺と、辺りのそれでも鳴り止まない喧騒、わたしの、心臓の鼓動。
目の前で、変えたかったほんの小さな運命が、終わってしまったのに、未だに動いている心臓が、怨めしい…!!
歯が、ガクガクと震えている。鼓膜に響いているのは、この音だろうか。低く、地鳴りのような音がする。
「この音、まだ親父が…?」
「…いや、違う!」
どうして、わたしは、まだ生きているの?
どうして、この人は死んでしまったの?
なんで、どうして。
「ああ、あァァーーーーー!!!!!!!」
ドウン!!!と音を立てて現れたのは、先ほどよりも大きな渦のような海の柱だった。
周りの海賊達は慌てて逃げてしまい、取り残されたのはわたしと、わたしが握って離さなかったエースさんだけ。
ああ、わたしはなんて愚かなんだろう。頑張れば運命を変えられるだなんて。
それこそ傲慢というやつじゃないか。
それでも、信じてみたかった。
わたしがこの世界にいる“意味”を。
どうして運命を知っているわたしが、龍神族として生まれたのかを。
でも、それも、もう今日で終わりだ。
“泣かないで…”
“泣かないで、我らの愛しい子”
“大丈夫だよ、もう大丈夫”
“君を一人にはしないよ”
“そうさ、こんな奴らでも一人よりマシだろう”
“さあ、笑って”
男の太い声。女の細い声。子供の高い声。枯れ枝の様な老人の声。
歌うような声。笑うような声。泣いているような声。怒っている声。嬉しそうな声。悲しそうな声。寂しそうな声。全てを慈しむ声。
けれど、海の声を制するような鋭い声がひとつぽつんと降ってきた。
“待ちなさい”
「……あ、なたは。だぁれ?」
“私は、誰でもないし…、誰でもいいの。
それよりも、その人を助ける方法は、まだあるはずよ”
「……そんなもの、ない。息も、してないんだから。もう、…」
“いいえ。あなたは、知っているはずよ。
だって、私が教えたもの”
海の柱が形を作り、人の形、否女性の形に成った。その姿形は、どうしてもある人を思い出してしまう形で。
ほら、といい彼女はわたしの頬に手を添えた。
冷たくて気持ちいい、海の水だとはっきりわかる。だけれど、この手は、どう考えたってあの人の手そっくりだった。
“だいじょうぶ、あなたのしたいようにしなさい。そんな事で、龍神様も私も怒らないから”
「あ、なたは…!!」
にこっと笑い、すぐに女性の形をした海水はパシャリと崩れた。
ああ、わたしはなんて愚かなんだろう。
目先のことだけで己を見失い、大切なものだって手からこぼれ落ちる寸前だった。
ああ、駄目だなぁ。
「……だい、じょーぶ。まだッ、大丈夫!!」
わたしは手首を喰み、歯を立てて思いっきり皮を引きちぎった。途端に、ぼたぼたと流れる川のような血。
アドレナリンが出ているんだろうか。こんな惨事なのに痛みを感じない。手首から流れる血を口に含む。血の味は、やっぱり美味しくない。
最期くらい、美味しいあの人の手料理を食べたかったなぁ、なんて。
そっとエースさんの唇へ自分のものを当てがい、開く口内に血を流し込んだ。少し流せば、動かなかったはずのエースさんの肩が震えた。
止まっていたはずの喉の機能が、ゆっくりと動いていくのを肌で感じた。
…あたたかい。わたしの血が潤滑油のような役割を持って、ゆっくりとエースさんの血を巡らせていっている。
口内の血は全部無くなるのを感じて、唇を離しエースさんの胸に耳を当てる。
小さいけれど、とくん、とくん、と鼓動が聞こえた。息も、している。
半信半疑だったが、息を吹き返した、らしい。
「よかった……よがっ、よがった…!!
本当に!!よがっだよぉお!!!」
へにゃりと力が抜け、目からはボロボロと涙が止まらない。なんとか、命を繋ぎ止める事が出来た。ルフィのお兄さんを死なせずに済んだ。
運命だって、少しは変わっただろう。
泣き過ぎて咳き込んでしまうが、仕方ない。ガン泣きくらいは許してほしい。だって、本当にダメかと思ったんだ。
「うぐっ、ぐず…ゲホゲホ!ハァ…うぅう、」
「おい!!」
「おい嬢ちゃん!!」
「うぇえ…、ばい、げほっ!エースさんは、治、」
海賊さんに声をかけられたと顔を上げれば、視界いっぱいにいたのは、赤犬だった。
*
大きな人の形をした絶望に対して、ひゅ、と一瞬喉が震えたのが分かった。
相手もそれを察知したのか、わたしの首を同じ目線にまで軽く持ち上げ、レモンでも絞るかのように捻る。
「ぐっほ…!!!」
「……お前…!!今何をした!!!」
「ひゅ、ガッ…!ごほこぼ!!」
「お前は、一体“何者”じゃ!!!」
霞む視界に映ったのは、さっきみたいな苛ついた表情ではなく未知のもの、理解のできない怪物に向ける眼差しだった。
この人でも、そんな顔するのか。さっき初めて相対しただけの相手なのに、今にも締め殺さんとする相手に出てきた感想はそんなものだった。エースさんの事で安心したのもあるだろうが、それになんだか面白くって、わたしは首を絞められているのに声を出して笑った。
「何がおかしいんじゃ!!」
「ぐあああ!!!!!」
焼けるように熱く、燃えるように痛い。
けれど、赤犬が燃やすと同時にわたしの身体は再生していく。
痛い、痛い、痛い…!!ーーああ、可笑しい。
痛いのに、熱いのに、苦しいのに、笑ってしまえる自分は、どこかのネジが飛んでしまったのかもしれない。
「……ごふっ、ひゅー、ひゅー。
わた、しが、だれか。だったっけェ…?」
「…!!!」
「…あ゛はは。わたしはね、運命に抗ってやると決めた、ただの馬鹿な女だよ」
べ、と舌を出して、必要以上に赤犬を煽った。
近くにまだ海賊さん達もいる。海にはジンベエさんもいる。それを、悟らせるな。
わたしに、コイツの全てを集中させろ。
けれど、そんな狙いも虚しくわたしの記憶はそこで黒く塗りつぶされた。
*
「ッッッこの…!!!!!」
地が低く響き、またしても噴火するその時。
アンリを持ち上げていたはずの赤犬の腕が、ゴトン、と落ちた。
まるで、何か鋭いもので切り落とされたような切り口だ。
腕ごと落ちたアンリは、そばに横たわっていたエース共々、何かに引っ張られるように海へ落ちていった。
「ッフッフッフ…。運命はこっちを選ぶか。
マァ、お前が本物ならまた会えるだろう。礼はその時にでも、弾んでもらうかァ」
悪魔の囁きは、波に消えた。
(運命よ、そこをどけ)