粟島様(あわしまさま)〜2022年七夕に寄す〜
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美里には何も見えてもおらず、何も聞こえていないが、何かがおかしい、と思った。
「虚を彼女から引き離せ!」
藍染は市丸達に指令を下した。市丸達は引き離しに成功したが、
「誰かいるんでしょ⁉出てきなさいよ!!」
と、美里の方が虚の方に突撃してしまったのである。藍染は瞬歩で美里のすぐ側に駆け寄った。そこへ虚の長爪が凄い勢いで振り下ろされた。美里は何も見えない、何も聞こえない、というのに、とっさにほうきを前に構えた。ほうきは真っ二つになり、爪は美里の口元をかすめ、マスクが真っ二つに切れた。爪は美里の口元まで到達し、彼女は唇を切った。
「痛っ!!」
美里は勢いで後ろに倒れそうになった。その腰を抱いて、藍染が左腕で彼女を支えた。
(えっ?!何?!)
美里は何が起きたか分からなかった。しかし藍染の姿が見えた。藍染は左腕で美里の体を支え、右手に鏡花水月を握っており、動きが取れなかった。なのであろうことか、空いている唇に霊圧を込め、美里に口付けた。藍染はそれによって、彼女の唇の傷を消し去ったのである。美里は唇にラムネの香りを、藍染は甘い血とジャスミンティーの香りを感じた。
気の強そうな、いい面構えをしている、藍染は不敵に笑った。
「下がっていなさい。」
そういうと、鏡花水月を一閃させた。市丸がそれに続く。虚は細切れになった。美里には、もう藍染の姿は見えなくなった。ただ、真っ二つになったほうきが、握られているだけだった。
「虚を彼女から引き離せ!」
藍染は市丸達に指令を下した。市丸達は引き離しに成功したが、
「誰かいるんでしょ⁉出てきなさいよ!!」
と、美里の方が虚の方に突撃してしまったのである。藍染は瞬歩で美里のすぐ側に駆け寄った。そこへ虚の長爪が凄い勢いで振り下ろされた。美里は何も見えない、何も聞こえない、というのに、とっさにほうきを前に構えた。ほうきは真っ二つになり、爪は美里の口元をかすめ、マスクが真っ二つに切れた。爪は美里の口元まで到達し、彼女は唇を切った。
「痛っ!!」
美里は勢いで後ろに倒れそうになった。その腰を抱いて、藍染が左腕で彼女を支えた。
(えっ?!何?!)
美里は何が起きたか分からなかった。しかし藍染の姿が見えた。藍染は左腕で美里の体を支え、右手に鏡花水月を握っており、動きが取れなかった。なのであろうことか、空いている唇に霊圧を込め、美里に口付けた。藍染はそれによって、彼女の唇の傷を消し去ったのである。美里は唇にラムネの香りを、藍染は甘い血とジャスミンティーの香りを感じた。
気の強そうな、いい面構えをしている、藍染は不敵に笑った。
「下がっていなさい。」
そういうと、鏡花水月を一閃させた。市丸がそれに続く。虚は細切れになった。美里には、もう藍染の姿は見えなくなった。ただ、真っ二つになったほうきが、握られているだけだった。