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植物型コンパニオン改造記録


 趣味のガーデニングが軌道に乗りまして、ある惑星の別荘に併設しているナノマシン工房も順調なものですから、ついに先日ロイヤル型宇宙船のコーバックス飛行隊も完成いたしました。
 おかげで我が艦隊の活動も実に順調、所有艦のSランク化も近いのではないかと思わせてくれる程度には、良い日ばかりが続いております。
 とはいえ、順調な日々というのもあまりにも続けば飽きが来るものです。
 なんて我ながら贅沢な悩みを蕾を卸している取引先のゲックに零しましたら、新しい趣味としてアノマリーのアレを提案されましたので、早速今日から試していきたいと思います。

 ということで捕まえてきましたこの個体。
design
 ええ、何を隠そう提案された趣味というのが、アノマリーの奥にありますあの機械。
 エッグシーケンサーという訳なのです。
 私にこの機械の使い方を教えてくださったその方は、大型の四足竜種を地上における貨物運搬用の足として利用しているとのことでした。
 ついでに、おもしろい個体がうまれればそれ自体も商品にしているとかで。
 これがなかなか奥が深いのだそうです。
 物質ごとの特性や、それぞれの項目に対する投与量で見目の色合いだけでなく骨格なども変わるそうですから、マニアの方向けの商品を作るのにも苦労されるのだとか何とか。
 しかしお話される姿は非常に生き生きとしておられたので、私も手を出してみたという訳なのです。

 とりあえず、まずはこの個体をベースに色合いを変えていきたいところですね。
 今の個体は柱頭や花柱が紫、花弁は白縁の橙、がくと背中の葉が黄緑色をしていますが、私の好みに合わせるなら…………えぇ。
 やはり、白が一番でしょうか。花弁は白が理想的だと考えます。
 次点で青系統、といったところでしょうか。
 先ずは花弁が白、もしくは青になるよう投与する素材や量を調整していきたいところですかね。
 現状手元で一番豊富な素材といえばエメリルですから、まずはそれを利用してみる事といたしましょう。

 そのためにも、この個体にはしっかり卵を産んでいただかなくては。
 捕獲したばかりなので、今日の所は卵を産む以前の問題ですが、二世代目の結果が今からもう楽しみでなりませんね!
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