あなたの好きなところを五十音
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
彼はとても美意識が高い。
そんなの、誰でも知っていること。
東中央食堂
食堂、といいながらお昼すぎには
お茶ができるスペースになっていて
そこで私は人を待っていた
「凛、今日も綺麗な髪をしているね」
「この前頂いた、椿油がすごく良くて!」
「気に入ってくれてうれしいよ、またなくなる前に言うんだよ?」
「ありがとうございます!」
後ろから声をかけてきたのは
綾瀬川弓親
出には黒豆茶を持ってやってきた。
「今日は、お呼び出しに応じていただきありがとうございます!」
「いや、いいよ」
ちなみに、私は十一番隊ではない。
どちらかというと、犬猿の仲の四番隊の人間
頭のおかしい私は、四番隊から時々出向して十二番隊へ出向いている。
その理由は、体力増強剤のように皮膚の形成がでるような錠剤ができないか、とか、塗るだけで止血だけではなく皮膚の再生ができるようなものが作れないか、を研究している身なのだ。
「弓親さんには、これを今回使っていただきたくて」
「今回は、なんだい?」
「育毛剤です」
「僕に?なぜ?」
「育毛剤といっても、今ある毛を強くしなやかにする目的です。本当は縫合した頭皮につかえば新しい髪が生えてくるというのを作りたいのですが……」
「うん」
「なかなか0から1にすることができなくて、そうしたらまずは周りの毛を強くしなやかにすることによってカムフラージュできるようにならないかなぁって」
大きさ的には小指程度の大きさ
フタを開けるとブラシがついているもので
透明な液体が入っている
「これ、まつ毛に使ってみてくれませんか?」
「まつ毛か、なるほどね」
「弓親さん、目元に素敵な羽ついているから
それなりに痛みません?」
「そうだね、これをキープするには多少周りのまつ毛にはダメージが加えられているね」
「なので、その目元の毛を強くするための育毛剤というか美容液だと思ってください」
弓親さんは、まじまじと見つめながら
わかった、と使うことを了承した。
「ちなみに、私も使っているんですけど……この目尻のまつ毛、産毛みたいな感じだったんですけど
太くなったと思いません??」
「良く見せて」
迎えにすわっていた私を手招きして近くに呼ぶ
弓親さんは私の頬を片手で挟んで右を向かせる
「確かに、ちょっと黒いかも」
「下まつ毛のほうが効果は感じやすいかもです」
「うん、なるほど」
この距離感には少し恥ずかしくなって
あの!と声をかけて、頬から手を離してもらう。
恥ずかしさを紛らわすために、前髪を適当に治す
「大変恐縮なのですが……」
「なに?」
「お目元写真撮ってもよろしいですか……?」
「そんなことか、もちろん構わないよ」
使用前、後を研究としては必要なので
その了承を得た私は、立ち上がって弓親さんの
横に移動する
「目を閉じたバージョンと、開けたバージョンで撮ってもいいですか?」
「もちろん」
「失礼しまーす、、」
シャッターを何枚も切る
こんなに近くで弓親さんの顔を見たことはなかったけど、この人めちゃめちゃ綺麗な肌しているし
この切れ長な目に引き込まれそう
「目を開けたまま、視線、下げてください」
「ん、」
「弓親さんの目元に、濃いめの紫色のシャドウで締めたら綺麗だろうな……」
「凛がしたいならしてくれてもいいよ」
ぽつり、こぼした欲望が
あっさり聞こえてしまうほどの距離にいたのを忘れていた
しっかりと見据えられた瞳にとらえられた私は
心拍数だけがどくどく、とうるさいくらい感じられて、呼吸も上手くできているのかわからない。
「僕は、凛に朱色のリップを付けたいと思っているよ」
「え、あ……」
「今付けている青みピンクより、きっと似合うさ」
もっと顔が近づいて、風が通ったのかと錯覚するぐらいの一瞬のできごと。
弓親さんの唇がさっきに比べてピンク色
「とりあえず、1週間事にでもまた会おう」
「あ、はい!!」
「それで様子を見て、また1週間後」
じゃぁ、僕は戻るね。と弓親さんは出口に向かう
「な、何が起こった…??」
手元のカメラには、弓親さんが真っ直ぐこちらを見つめる写真がしっかりと残っていて、また、ドキドキして、その食堂からなかなか動けないままだった
そんなの、誰でも知っていること。
東中央食堂
食堂、といいながらお昼すぎには
お茶ができるスペースになっていて
そこで私は人を待っていた
「凛、今日も綺麗な髪をしているね」
「この前頂いた、椿油がすごく良くて!」
「気に入ってくれてうれしいよ、またなくなる前に言うんだよ?」
「ありがとうございます!」
後ろから声をかけてきたのは
綾瀬川弓親
出には黒豆茶を持ってやってきた。
「今日は、お呼び出しに応じていただきありがとうございます!」
「いや、いいよ」
ちなみに、私は十一番隊ではない。
どちらかというと、犬猿の仲の四番隊の人間
頭のおかしい私は、四番隊から時々出向して十二番隊へ出向いている。
その理由は、体力増強剤のように皮膚の形成がでるような錠剤ができないか、とか、塗るだけで止血だけではなく皮膚の再生ができるようなものが作れないか、を研究している身なのだ。
「弓親さんには、これを今回使っていただきたくて」
「今回は、なんだい?」
「育毛剤です」
「僕に?なぜ?」
「育毛剤といっても、今ある毛を強くしなやかにする目的です。本当は縫合した頭皮につかえば新しい髪が生えてくるというのを作りたいのですが……」
「うん」
「なかなか0から1にすることができなくて、そうしたらまずは周りの毛を強くしなやかにすることによってカムフラージュできるようにならないかなぁって」
大きさ的には小指程度の大きさ
フタを開けるとブラシがついているもので
透明な液体が入っている
「これ、まつ毛に使ってみてくれませんか?」
「まつ毛か、なるほどね」
「弓親さん、目元に素敵な羽ついているから
それなりに痛みません?」
「そうだね、これをキープするには多少周りのまつ毛にはダメージが加えられているね」
「なので、その目元の毛を強くするための育毛剤というか美容液だと思ってください」
弓親さんは、まじまじと見つめながら
わかった、と使うことを了承した。
「ちなみに、私も使っているんですけど……この目尻のまつ毛、産毛みたいな感じだったんですけど
太くなったと思いません??」
「良く見せて」
迎えにすわっていた私を手招きして近くに呼ぶ
弓親さんは私の頬を片手で挟んで右を向かせる
「確かに、ちょっと黒いかも」
「下まつ毛のほうが効果は感じやすいかもです」
「うん、なるほど」
この距離感には少し恥ずかしくなって
あの!と声をかけて、頬から手を離してもらう。
恥ずかしさを紛らわすために、前髪を適当に治す
「大変恐縮なのですが……」
「なに?」
「お目元写真撮ってもよろしいですか……?」
「そんなことか、もちろん構わないよ」
使用前、後を研究としては必要なので
その了承を得た私は、立ち上がって弓親さんの
横に移動する
「目を閉じたバージョンと、開けたバージョンで撮ってもいいですか?」
「もちろん」
「失礼しまーす、、」
シャッターを何枚も切る
こんなに近くで弓親さんの顔を見たことはなかったけど、この人めちゃめちゃ綺麗な肌しているし
この切れ長な目に引き込まれそう
「目を開けたまま、視線、下げてください」
「ん、」
「弓親さんの目元に、濃いめの紫色のシャドウで締めたら綺麗だろうな……」
「凛がしたいならしてくれてもいいよ」
ぽつり、こぼした欲望が
あっさり聞こえてしまうほどの距離にいたのを忘れていた
しっかりと見据えられた瞳にとらえられた私は
心拍数だけがどくどく、とうるさいくらい感じられて、呼吸も上手くできているのかわからない。
「僕は、凛に朱色のリップを付けたいと思っているよ」
「え、あ……」
「今付けている青みピンクより、きっと似合うさ」
もっと顔が近づいて、風が通ったのかと錯覚するぐらいの一瞬のできごと。
弓親さんの唇がさっきに比べてピンク色
「とりあえず、1週間事にでもまた会おう」
「あ、はい!!」
「それで様子を見て、また1週間後」
じゃぁ、僕は戻るね。と弓親さんは出口に向かう
「な、何が起こった…??」
手元のカメラには、弓親さんが真っ直ぐこちらを見つめる写真がしっかりと残っていて、また、ドキドキして、その食堂からなかなか動けないままだった