あなたの好きなところを五十音
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顔が小さいのか、スタイルのがいいのか。 待ち合わせ。 ガードレールに腰を預けて、ウォークマンから音楽を聴きながら、背筋を丸めていてもわかる足の長さ ゆらりと切りそろえられた金髪が揺れる 「おまたせ、真子」 「おーきたか、凛」 「今日は、パフェが食べたいです!」 「お前はほんまにパフェ好きやなぁ…白と出かけたらええやん」 「真子と行くことが大切なの!」 腰をあげた真子 うん、足も長いし顔も小さい。 スタイルがハチャメチャに良いのだ。 自分のちんちくりんさに目眩がしそう 「で、なんで俺と一緒に行くのがええねん」 「あのねー、カップル割あるから」 「そら、俺以外とは行けへんな」 「でしょ?レコードが聴けるレトロな喫茶店でね、 マスターはコーヒーにこだわりあったりで、真子はきっと好きなお店になると思う!」 「楽しみやなぁ」 信号待ち、不意に絡め取られる指 「手、つなぎたいんやろ」 「何も言わなくてもわかる真子って凄いね」 「凛のことぐらいわかるわ」 「わかりやすい?」 「せやね、手に取るように分かる」 青になった信号を突き進む この道を曲がったら、見えてくる喫茶店 カラン、とドアにかかった鐘が鳴る 「こんにちは」 「いらっしゃいませ」 空いている席に、と、目配せされて 真子と、4人掛けができるソファ席に座った メニュー表には、今回目当ての プリンアラモードDX 「パフェやないやん」 「え!パフェみたいなもんだよ〜」 「プリンアラモードとパフェ一緒にすんなや」 真子は、マスターのこだわりである 今日のオススメを頼んでいた 店内にはレコードがおしゃれに壁にかはかっていて 今回座った席の通路を挟んだ、真子でいうと左前に レコーダーがあって、真子の視線はそこに向いている (なんか、嫉妬しちゃうじゃん) メニューをぺらぺらをみながら、 真子の事を見つめてみる。 真子の視線は依然として、レコーダーだ (もぉ……) えいっ、とテーブルの下の足をのばして 真子にちょっかいをかける。 「なんやねん。ご行儀よくせぇよ」 「真子の視線がレコーダーなんだもん」 「あれ、めっちゃいいなぁ……」 「もーおー」 足を、バタバタさせるも 真子は私と足を絡め取り身動きができなくなる 「ぬ、抜けない!」 「ええ子にしとき、凛」 絡め取られた足 程なくしてプリンアラモードDXが運ばれてきて 同じタイミングでコーヒーも届いた 「みて!真子!ウサギさんのリンゴ!かわいい」 「せやねぇ、かわええなぁ」 「すごい、アイスもホイップクリームもあるよ!」 「せやね、写真より豪勢やっちゃな」 刺さっているポッキーを抜いて食べすすめる真子 いただきまーす!と絡まった足なんて気にせず 目の前にあるプリンアラモードを食べる 「美味しいね、真子」 「あっまいのぉ……」 「チョコソースかかってるバナナ食べたからじゃん」 食べ終わった頃には、絡んでいた足のせいで 私はなかなか立ち上がれなくって。 足が直る時間、真子はずっと気になっていたレコーダーをまじまじと見ている。 うーん、やっぱり真子って 脚が長いですね
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