ポッキーゲーム
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【カナト×ポッキーゲーム】
逆巻家のリビング。
私とカナトくん二人。
机にはポッキーを含んだ数種類のお菓子。
それは全て私が用意したもの。
「......。」
「......食べないの?」
いつものカナトくんなら
何とか言いながらも
お菓子は食べてくれるのに
今日は何だかご機嫌ななめみたいだ。
「......。」
「......カナトくん?
気に入らなかったなら」
「なんで、ポッキーだけなんですか?」
「え?ポッキーの他にもいっぱい...」
「どうして?」
カナトくんの質問の意味が理解できなくて
私は混乱してしまう。
ーー何か足りなかったのかな?
カナトくんの欲しかったものって...
「どうして、ポッキーなんですか?」
「...ああ!
それは今日はポッキーの日って言って...」
「トッポは?」
「え?」
思わず聞き返してしまった。
ーートッポ、そうかトッポ!
どうしよう確かに買ってきてないや
「それにプリッツ。
まああれは塩辛いだけですから
僕の好みではありませんけど...
でもね、僕いつも思うんですよ。
ポッキーの日、ポッキーの日って。
トッポだって同じ形じゃないですか。
プリッツだって、いかそうめんだって!
どうしてポッキーだけ
特別扱いなんですか!?
どうして僕の好きなトッポは
まるで二番手のように
扱われなきゃならないの!?」
「あ......それは、わからない。」
少しヒステリックになるカナトくん。
まさかこんなところで
こんなに乱れることがあるなんて
正直予想してもいなかった。
ーーカナトくん
そんなにトッポ好きなんだ...。
私の向い側の椅子に座っていたカナトくんは
立ち上がってゆっくり近づいてくる。
「そうでしょうね...。
人間は刺激が欲しいためだけに
こうして無意味な日を作り上げて
まるで祭りでもするように盛り上がる。
見てて可哀想になってきます。」
「...そう、だね。
でもそれくらいポッキーも人気が」
「トッポが人気じゃないって?
なら、美味しい美味しいポッキーは
いくらでも食べられるんでしょうね!?
ねえ、ユイさん。
キミが証明してくださいよ。」
「んぐっ!!??」
カナトくんがおもむろにポッキー取り出し
手に持てるだけ持ったポッキーを
一気に私の口に入れる。
その数ポッキー丸々一箱分。
私はびっくりして吐き出そうとするけど
カナトくんがそれを許してくれず
私の口にポッキーをさしたまま微笑む。
「ふふ、ねえ?美味しい?」
「ふっ.....ぐ......む....」
口いっぱいに入れ込まれたポッキー。
噛み割ってしまえばいいのか...
でもそれじゃカナトくんが
満足してくれなかった時が怖くて
何にも出来ずに苦しむ。
ーーこんな本数どうやって食べれば...!
「ふふ、苦しいの?
大好きなポッキーなのに。」
私が噛み割らなくても
ぼろぼろと落ちていくポッキー。
今の私は凄く汚いと思う。
顔はきっとチョコまみれ。
ーーごめん!カナトくん!
「っ!」
決心して噛み割る。
カナトくんは一瞬驚き、そしてまた笑う。
噛み割り口に入った分だけ
必死に食べようとするけど
なかなかなくならない。
「ふふ、手伝ってあげましょうか?」
「......?」
息がしづらい上に
喉奥に何度もポッキーが刺さったせいで
涙目になった目で顔をあげる。
「ふふ...可愛いですよ。」
私の両頬を両手で包み込んで
私と唇を合わせる。
溢れかえっていたポッキーを少しずつ共有する。
「.....はあ..。」
「...ん.......。」
二人でこんなふうに
わけあうことなんて初めて。
恥ずかしいような、だけど甘ったるくて
このままチョコと一緒に
溶け合えてしまえそうになる。
「...ふふ。」
いつの間にかキスになっていたそれを
カナトくんが止めて離れる。
「甘いなキミは。
こんなものより、ずっと甘いです。」
「ッ!...」
またキスされるのかと思えば
唇を噛まれて血の味が広がる。
「ねえ、ほらもっと甘い。」
キスのような吸血とポッキーの後味で
脳が痺れるほど
私もその甘さに酔いしれた。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
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逆巻家のリビング。
私とカナトくん二人。
机にはポッキーを含んだ数種類のお菓子。
それは全て私が用意したもの。
「......。」
「......食べないの?」
いつものカナトくんなら
何とか言いながらも
お菓子は食べてくれるのに
今日は何だかご機嫌ななめみたいだ。
「......。」
「......カナトくん?
気に入らなかったなら」
「なんで、ポッキーだけなんですか?」
「え?ポッキーの他にもいっぱい...」
「どうして?」
カナトくんの質問の意味が理解できなくて
私は混乱してしまう。
ーー何か足りなかったのかな?
カナトくんの欲しかったものって...
「どうして、ポッキーなんですか?」
「...ああ!
それは今日はポッキーの日って言って...」
「トッポは?」
「え?」
思わず聞き返してしまった。
ーートッポ、そうかトッポ!
どうしよう確かに買ってきてないや
「それにプリッツ。
まああれは塩辛いだけですから
僕の好みではありませんけど...
でもね、僕いつも思うんですよ。
ポッキーの日、ポッキーの日って。
トッポだって同じ形じゃないですか。
プリッツだって、いかそうめんだって!
どうしてポッキーだけ
特別扱いなんですか!?
どうして僕の好きなトッポは
まるで二番手のように
扱われなきゃならないの!?」
「あ......それは、わからない。」
少しヒステリックになるカナトくん。
まさかこんなところで
こんなに乱れることがあるなんて
正直予想してもいなかった。
ーーカナトくん
そんなにトッポ好きなんだ...。
私の向い側の椅子に座っていたカナトくんは
立ち上がってゆっくり近づいてくる。
「そうでしょうね...。
人間は刺激が欲しいためだけに
こうして無意味な日を作り上げて
まるで祭りでもするように盛り上がる。
見てて可哀想になってきます。」
「...そう、だね。
でもそれくらいポッキーも人気が」
「トッポが人気じゃないって?
なら、美味しい美味しいポッキーは
いくらでも食べられるんでしょうね!?
ねえ、ユイさん。
キミが証明してくださいよ。」
「んぐっ!!??」
カナトくんがおもむろにポッキー取り出し
手に持てるだけ持ったポッキーを
一気に私の口に入れる。
その数ポッキー丸々一箱分。
私はびっくりして吐き出そうとするけど
カナトくんがそれを許してくれず
私の口にポッキーをさしたまま微笑む。
「ふふ、ねえ?美味しい?」
「ふっ.....ぐ......む....」
口いっぱいに入れ込まれたポッキー。
噛み割ってしまえばいいのか...
でもそれじゃカナトくんが
満足してくれなかった時が怖くて
何にも出来ずに苦しむ。
ーーこんな本数どうやって食べれば...!
「ふふ、苦しいの?
大好きなポッキーなのに。」
私が噛み割らなくても
ぼろぼろと落ちていくポッキー。
今の私は凄く汚いと思う。
顔はきっとチョコまみれ。
ーーごめん!カナトくん!
「っ!」
決心して噛み割る。
カナトくんは一瞬驚き、そしてまた笑う。
噛み割り口に入った分だけ
必死に食べようとするけど
なかなかなくならない。
「ふふ、手伝ってあげましょうか?」
「......?」
息がしづらい上に
喉奥に何度もポッキーが刺さったせいで
涙目になった目で顔をあげる。
「ふふ...可愛いですよ。」
私の両頬を両手で包み込んで
私と唇を合わせる。
溢れかえっていたポッキーを少しずつ共有する。
「.....はあ..。」
「...ん.......。」
二人でこんなふうに
わけあうことなんて初めて。
恥ずかしいような、だけど甘ったるくて
このままチョコと一緒に
溶け合えてしまえそうになる。
「...ふふ。」
いつの間にかキスになっていたそれを
カナトくんが止めて離れる。
「甘いなキミは。
こんなものより、ずっと甘いです。」
「ッ!...」
またキスされるのかと思えば
唇を噛まれて血の味が広がる。
「ねえ、ほらもっと甘い。」
キスのような吸血とポッキーの後味で
脳が痺れるほど
私もその甘さに酔いしれた。
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