ポッキーゲーム
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【スバル×ポッキーゲーム】
「またかよ、うぜぇ。」
「え?」
私が一人で帰ろうとしていたところ
偶然スバルくんと出会って
一緒に帰ることになった。
スバルくんはいつも人気のない道で帰るんだけど
どうしても寄り道したいと私がお願いして
今はコンビニに寄っていた。
「それだよ。」
「ポッキー?」
「何だか知らねえが
クラスの奴等が騒いで仕方なかった。
くっそ、イライラする...。」
思い出してイライラが再発したのか
どんどん不機嫌になっていくスバルくん。
まだ破壊衝動まではいかなさそうだけど
表情が尋常じゃないくらい怖い。
ーーやっぱりみんな騒いでたのか...
ってこのままだとまずいかな...。
とりあえず早く買って人気のないところに。
「ごめんねスバルくん!
すぐ買ってくるから!」
そう言ってレジに走り
猛スピードで会計を終わらせた。
そのあと
スバルくんと裏道を通って人気のない公園に出る。
「みんな騒いでたの?」
「あぁ。意味がわからなかったけどな。」
「ああ、このお菓子がね...」
と先程買ったポッキーを一本取りだし
スバルくんに見せる。
「ほら!数字の1みたいでしょ?」
「......はあ?」
「まあ棒なんだけど...
11/11はポッキーの日って言われて
みんなポッキーを食べるの。」
「...人間って本当馬鹿だな。」
スバルくんは
話を聞くのも馬鹿らしそうにベンチに座った。
ーーあれ?帰らないんだ...。
スバルくんに釣られて私もその隣に座る。
スバルくんは不服そうにまたこちらを見る。
「匂いが甘ったるい...。
本当にそんなもん美味いのかよ?」
「美味しいよ。
まあお菓子だから確かに甘いけど。
食べてみる?」
「フン、食うかよ、いらねえ。」
「...そう?美味しいのに。」
さっきの苛立ちも少し収まった様子に
少しホッとしながら
私は手に持ったポッキーを見つめる。
ーー出しちゃったし勿体無いな。
スバルくんの前だけど、一本だけ...。
と、その一本だけ口にくわえ食べる。
「......。」
「......何スバルくん?」
「...プッ...もう一本食べろよ。」
「え?...わかった。」
よくわからないまま同じように食べる。
その度にもう一本、もう一本と
スバルくんは私にポッキーを食べさせる。
「もう、何本食べればいいのよ。」
「ハハッ、動物が食べてるみたいだな」
「え!?そんな可笑しかった?」
スバルくんは嬉しそうに笑うけど
私はとても恥ずかしくて逆に膨れる。
ーーそんな変だったかな?
でもそれを理由に何本も食べろって!
スバルくん酷い!
「あと一本。」
「やだ!そんな笑われて...。」
「じゃあ次が最後でいいから!」
「...もう...わかったよ。」
仕方なく最後に一本くわえる。
気分も落ちてお腹も膨れてきてしまった
ところに
「っ!」
「...チッ、どこが美味いんだ。
無駄に甘いだけだな。」
反対側の端から勢いよく噛み砕かれたポッキー。
噛む瞬間触れたかも
わからない程度の感触に顔が火照る。
「おい帰るぞ。」
「え、ああ、うん!」
既に立ち上がっていたスバルくんの後を追う。
高鳴る鼓動も顔の熱も走ったせいにして
緩んだ笑顔で私は再びスバルくんの隣に並んだ。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
Next カナト
「またかよ、うぜぇ。」
「え?」
私が一人で帰ろうとしていたところ
偶然スバルくんと出会って
一緒に帰ることになった。
スバルくんはいつも人気のない道で帰るんだけど
どうしても寄り道したいと私がお願いして
今はコンビニに寄っていた。
「それだよ。」
「ポッキー?」
「何だか知らねえが
クラスの奴等が騒いで仕方なかった。
くっそ、イライラする...。」
思い出してイライラが再発したのか
どんどん不機嫌になっていくスバルくん。
まだ破壊衝動まではいかなさそうだけど
表情が尋常じゃないくらい怖い。
ーーやっぱりみんな騒いでたのか...
ってこのままだとまずいかな...。
とりあえず早く買って人気のないところに。
「ごめんねスバルくん!
すぐ買ってくるから!」
そう言ってレジに走り
猛スピードで会計を終わらせた。
そのあと
スバルくんと裏道を通って人気のない公園に出る。
「みんな騒いでたの?」
「あぁ。意味がわからなかったけどな。」
「ああ、このお菓子がね...」
と先程買ったポッキーを一本取りだし
スバルくんに見せる。
「ほら!数字の1みたいでしょ?」
「......はあ?」
「まあ棒なんだけど...
11/11はポッキーの日って言われて
みんなポッキーを食べるの。」
「...人間って本当馬鹿だな。」
スバルくんは
話を聞くのも馬鹿らしそうにベンチに座った。
ーーあれ?帰らないんだ...。
スバルくんに釣られて私もその隣に座る。
スバルくんは不服そうにまたこちらを見る。
「匂いが甘ったるい...。
本当にそんなもん美味いのかよ?」
「美味しいよ。
まあお菓子だから確かに甘いけど。
食べてみる?」
「フン、食うかよ、いらねえ。」
「...そう?美味しいのに。」
さっきの苛立ちも少し収まった様子に
少しホッとしながら
私は手に持ったポッキーを見つめる。
ーー出しちゃったし勿体無いな。
スバルくんの前だけど、一本だけ...。
と、その一本だけ口にくわえ食べる。
「......。」
「......何スバルくん?」
「...プッ...もう一本食べろよ。」
「え?...わかった。」
よくわからないまま同じように食べる。
その度にもう一本、もう一本と
スバルくんは私にポッキーを食べさせる。
「もう、何本食べればいいのよ。」
「ハハッ、動物が食べてるみたいだな」
「え!?そんな可笑しかった?」
スバルくんは嬉しそうに笑うけど
私はとても恥ずかしくて逆に膨れる。
ーーそんな変だったかな?
でもそれを理由に何本も食べろって!
スバルくん酷い!
「あと一本。」
「やだ!そんな笑われて...。」
「じゃあ次が最後でいいから!」
「...もう...わかったよ。」
仕方なく最後に一本くわえる。
気分も落ちてお腹も膨れてきてしまった
ところに
「っ!」
「...チッ、どこが美味いんだ。
無駄に甘いだけだな。」
反対側の端から勢いよく噛み砕かれたポッキー。
噛む瞬間触れたかも
わからない程度の感触に顔が火照る。
「おい帰るぞ。」
「え、ああ、うん!」
既に立ち上がっていたスバルくんの後を追う。
高鳴る鼓動も顔の熱も走ったせいにして
緩んだ笑顔で私は再びスバルくんの隣に並んだ。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
Next カナト