ハロウィン
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「.......小森ユイ!」
「は、はい!」
「私の質問に答えなさい。
その格好はなんですか?」
「...ハロウィンの、仮装です。」
「なるほど、よくお似合いですね。
低脳な貴女に、その馬鹿げた格好は。」
フン、と鼻を鳴らして
レイジさんは椅子に座り
紅茶を淹れてから続ける。
「......しかし、私が聞きたいのは
そのようなわかりきったことではありません。
何故貴女がそのような格好をしているのか
理由を聞いているのです。
ここまで言わなければわからないなんて、
つくづく...貴女は馬鹿ですね。」
「は...はい..。」
レイジさんの部屋に紅茶の香りが充満し
部屋には時計の針の音と、
レイジさんがカップを持ち上げた音だけ。
ーーライトくんの名前は
出さない方がいいかな?
「教会で毎年10/31になると
子供達がこんな姿でやってきて...
楽しかったなあ...って。」
「で、自分もと?」
「......はい。」
「誰がそんなこと許可しましたか?」
レイジさんは突然立ち上がり
大きな声で問い詰める
「そのような...はしたない。」
心底汚いものでも見るように
眉を寄せながらゆっくりと私に近づく。
「まずスカートの丈が短すぎます。
このフリルのデザインも陳腐な...。」
「きゃ!な、何」
私が履いているオレンジ色のスカートに触れ、
鑑定でもするようにまじまじと見つめる。
「色合いも生地も...
まあ何から何まで...。」
次はトップスをみつめる。
後ろにも回って。
見終えたのか、
また私の前に立つとため息をついて
「非常にはしたない。
見ていて不愉快です。」