第一夜
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「何言ってるの!」
「おうおう、すっげえ剣幕だな。
おいライト、チチナシこっちに寄越せ」
「嫌だよ。
せっかくビッチちゃんを手に入れたのに。
ビッチちゃんもアヤトに痛くされるより
僕と気持ちよくなりたいよねー?んふ」
「どっちも嫌よ!部屋に帰らせて!」
「へえ?外は嫌なんだ?」
「違っ」
「あーうるせえ。
俺はもう行くぞ...。」
シュウさんが背を向けて来た道を戻ろうとしている
ーーたすかっ....
「待ってよシュウ」
「...あ?」
「んふ、
僕正直アヤトの吸血シーンは
もう見飽きちゃってるのさ。
だ・か・らあ、シュウにあげるよ」
「あっ...!」
ライトくんは腕の中にあった私を
キャッチボールでもするかのように
思い切りシュウさんへ押し飛ばした。
突然すぎる展開に足がもつれて捻挫し、
挙げ句にはシュウさんの胸へ飛び込む形になる。
「......っ!!!!!」
ーーまずいまずいまずい
やだやだやだ
これ以上レイジさんに嫌われたくない
こんなこと知ったら絶対に怒られる
どうしようどうしよう!?
「ったいなあ、めんどくさいし。
いきなり胸に飛び込んでくるなんて、
あんたそんなに俺に血吸われたいの?」
「そんな!今ライトくんに投げ出されてーー」
「ねえ、早く吸ってよ。
僕もう我慢できなくなってきちゃったよ?」
「なんでシュウなんだよ!
オレ様が最初に見つけたんだぞ
オレ様に決まってんじゃねえか!」
ーー嫌!
お願いお願い許して!
神様.......レイジさん......
「そんなに吸われたいなら
吸ってやるよ。」
「え?ちょっと、待っ.....っ!」
首筋に近づいたシュウさんの顔。
イヤホンの線が私の鼻を掠めたとき、
私の首筋に
シュウさんの唇が
舌が、牙が
刺さる
「っ!!!!!」
「やめろ、動くな
出血で死ぬぞ」
「はっ....なして...」
ーーあり得ない
レイジさん以外に血を吸われるなんて
よりによって、
それがシュウさんだなんて
「ん.......ん........っ。」
私の血が、体外へ吸いとられる感覚。
胸が熱くなって体が反応して...
それがこんなにも悲しくて仕方ないことだなんて
初めて知った。
「おいシュウ!俺にも吸わせろ!」
「はあぁ!ビッチちゃんの顔
こっちじゃ見えないや」
ライトくんはそう言うと
私の背後からシュウさんの背後へと
回り込み顔をのぞきこんでくる
「あれ?ビッチちゃん泣いてるの?」
「........」
言い返す気力もない私は
シュウさんの胸を力の限り押し返すが
全く動く気配がない。
「っだから、動くな。」
身体中が恐怖で強張っていたにも関わらず
徐々に緊張が解されていく。
思いとは裏腹に身体がシュウさんの牙を
受け入れ始めようとしていた。
「んっ......はぁ....にしてもあんた...血の味が」
「っだあああ!寄越せってんだろが!」
「痛っ」
私の首からシュウさんが離れた瞬間
アヤトくんが私の肩を掴み方向転換させて
今度はアヤトくんの胸の中に落ちる。
「...やめて、許して...」
涙とかすれた声しか出ない。
おかげで滲んだ視界でも、
アヤトくんの優越感たっぷりの笑みは見えた。
「はは!いいな、チチナシ。
お前の泣いてる顔嫌いじゃない。
寧ろそそられる...ん」
シュウさんとは逆方向の首筋に噛みつかれる
ーーアヤトくんの方がまだ
優しくて幼げな感触だった。
痛いけどくすぐったいような、気持ち良いような...
「や、やめて」
「は、そんな顔してよく言うぜ。
さっきから泣きながら頬真っ赤に染めて、
お前、本当は誘ってんだろ?」
「はあぁビッチちゃん!
いいよ、いい!
はあ、興奮してきちゃった....」
「助け...て...」
「あ?」
「ビッチちゃん?」
「……うぅ」
私は耐えきれないこの状況に加え、
貧血気味のところを吸われて、
眠るように気を失った。
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「おうおう、すっげえ剣幕だな。
おいライト、チチナシこっちに寄越せ」
「嫌だよ。
せっかくビッチちゃんを手に入れたのに。
ビッチちゃんもアヤトに痛くされるより
僕と気持ちよくなりたいよねー?んふ」
「どっちも嫌よ!部屋に帰らせて!」
「へえ?外は嫌なんだ?」
「違っ」
「あーうるせえ。
俺はもう行くぞ...。」
シュウさんが背を向けて来た道を戻ろうとしている
ーーたすかっ....
「待ってよシュウ」
「...あ?」
「んふ、
僕正直アヤトの吸血シーンは
もう見飽きちゃってるのさ。
だ・か・らあ、シュウにあげるよ」
「あっ...!」
ライトくんは腕の中にあった私を
キャッチボールでもするかのように
思い切りシュウさんへ押し飛ばした。
突然すぎる展開に足がもつれて捻挫し、
挙げ句にはシュウさんの胸へ飛び込む形になる。
「......っ!!!!!」
ーーまずいまずいまずい
やだやだやだ
これ以上レイジさんに嫌われたくない
こんなこと知ったら絶対に怒られる
どうしようどうしよう!?
「ったいなあ、めんどくさいし。
いきなり胸に飛び込んでくるなんて、
あんたそんなに俺に血吸われたいの?」
「そんな!今ライトくんに投げ出されてーー」
「ねえ、早く吸ってよ。
僕もう我慢できなくなってきちゃったよ?」
「なんでシュウなんだよ!
オレ様が最初に見つけたんだぞ
オレ様に決まってんじゃねえか!」
ーー嫌!
お願いお願い許して!
神様.......レイジさん......
「そんなに吸われたいなら
吸ってやるよ。」
「え?ちょっと、待っ.....っ!」
首筋に近づいたシュウさんの顔。
イヤホンの線が私の鼻を掠めたとき、
私の首筋に
シュウさんの唇が
舌が、牙が
刺さる
「っ!!!!!」
「やめろ、動くな
出血で死ぬぞ」
「はっ....なして...」
ーーあり得ない
レイジさん以外に血を吸われるなんて
よりによって、
それがシュウさんだなんて
「ん.......ん........っ。」
私の血が、体外へ吸いとられる感覚。
胸が熱くなって体が反応して...
それがこんなにも悲しくて仕方ないことだなんて
初めて知った。
「おいシュウ!俺にも吸わせろ!」
「はあぁ!ビッチちゃんの顔
こっちじゃ見えないや」
ライトくんはそう言うと
私の背後からシュウさんの背後へと
回り込み顔をのぞきこんでくる
「あれ?ビッチちゃん泣いてるの?」
「........」
言い返す気力もない私は
シュウさんの胸を力の限り押し返すが
全く動く気配がない。
「っだから、動くな。」
身体中が恐怖で強張っていたにも関わらず
徐々に緊張が解されていく。
思いとは裏腹に身体がシュウさんの牙を
受け入れ始めようとしていた。
「んっ......はぁ....にしてもあんた...血の味が」
「っだあああ!寄越せってんだろが!」
「痛っ」
私の首からシュウさんが離れた瞬間
アヤトくんが私の肩を掴み方向転換させて
今度はアヤトくんの胸の中に落ちる。
「...やめて、許して...」
涙とかすれた声しか出ない。
おかげで滲んだ視界でも、
アヤトくんの優越感たっぷりの笑みは見えた。
「はは!いいな、チチナシ。
お前の泣いてる顔嫌いじゃない。
寧ろそそられる...ん」
シュウさんとは逆方向の首筋に噛みつかれる
ーーアヤトくんの方がまだ
優しくて幼げな感触だった。
痛いけどくすぐったいような、気持ち良いような...
「や、やめて」
「は、そんな顔してよく言うぜ。
さっきから泣きながら頬真っ赤に染めて、
お前、本当は誘ってんだろ?」
「はあぁビッチちゃん!
いいよ、いい!
はあ、興奮してきちゃった....」
「助け...て...」
「あ?」
「ビッチちゃん?」
「……うぅ」
私は耐えきれないこの状況に加え、
貧血気味のところを吸われて、
眠るように気を失った。
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