第一夜
夢小説設定
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「......」
ーーよりによって、
なんでシュウさんがここに!?
「なんだお前ら?」
「お前こそ、
薔薇園までくるなんて珍しいじゃねえか
いっつも自分の部屋か
リビングで寝てるくせによ」
「本当にー。
あ!ねえねえ、
シュウも参加するー?」
「はあ?何に?」
「レイジがいない隙に
ビッチちゃんの血吸っちゃおう祭ー!」
「何言ってるの!!!
離して!!!離してよ!!!」
無我夢中で必死に暴れまわる。
引っ張られていた左手は諦め、
右手でアヤトくんの顔をひっぱたいた。
「...チッ、てめえチチナシ!!
何してくれてんだてめえ!!」
殺意むき出しに私の手首をさらに強く握りしめる。
「い、痛い痛い痛い!!」
「あったまきた!くそ!」
放り投げ出された私は
シュウさんと、
アヤトくんライトくんに挟まれて
尻餅をついた。
「...はあ、めんどくせえ。」
「はあ?何言ってんだよ
本当はこの匂いに釣られてやってきたんだろ?」
「あーなるほどね。
だからわざわざこんなところまで」
「別にそんなじゃねえよ。
俺だってたまには散歩くらい...」
私はこの隙に逃げだした。
「なっ!チチナシてめえ」
「んふ、だめだよー?ビッチちゃん」
「...離して!!!」
ライトくんとアヤトくんが瞬間移動して
再び捕らえられた左手。
さっきの痛みまだ痺れている。
でも、
でも早くここから、
シュウさんから遠ざからないと!
じゃないと私!!
「はは!安心しろよチチナシ。
シュウはいらねえらしいけどよ、
俺がその分たっぷり吸ってやるよ。」