第四夜
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「立ちなさい。」
ついたのは浴室。
ゆっくりと奥隅の床に降ろされたけど
私は腰が抜けたように
力の入らないまま座り込んでいた。
レイジさんは私と2mくらい距離をあけ悠然と立ち、
そんな私を汚いものでも見るように眉間に皺を寄せて見る。
本当はもう
身動き一つしたくない気分だったけど
ここで動かなかったら
またお仕置きが待ってることを私は体で覚えていた。
ーーまたこうして、会えたんだ。
レイジさんの言うことなら何でも従おう。
壁や洗面台を支えにする。
伸ばした腕が震えて痛みで上手く足も動かない。
それでもゆっくりゆっくり
自分の体を全力で奮い立たせる。
痺れが全身を突き抜けるような苦痛に耐え
時間をかけながらも
ようやく立ち上がることができた。
「随分と辛そうですね。」
「....ッ..はあ...はあ」
既に息が切れかけてる。
この痛みに耐え続けるのは相当体力が必要らしい。
立っているだけで電流ような
ピリピリした痛みが全身を駆け巡り
心まで犯されそう。
「そんなところに酷ですが、
さあ、脱いでください。」
「!!.......。」
「さあ、早く。」
レイジさんは楽しそうでもなく
ただ無表情に、淡々と命令を下す。
彼も手袋を外して洗面台に置く。
レイジさんのことだ、
下心も何も無いんだろう。
ーーここへ来たから何となく
わかってはいたけど、
でも.......
「私を待たせないでください。
また、恥ずかしいなとど
検討違いなことを
仰るなんてことはないですよね?」
「.....は、い。」
返事をして服を掴む。
けど、動かすことができない。
ーー恥ずかしいに決まってる。
自分で脱ぐなんて...
だけどそれ以上に
辛うじてまだ破れきってはいない
この服を脱げば......
首もとには......
「......早くなさい。」
鞭がどこからともなく現れて
床をはじく乾いた音が室内に響く。
その音で私は目が覚めたように背筋を伸ばす。
「は、はい!」
急ぐ。
急いで服を脱ぐ...が、
痛みのせいで指先にまで力が入らず
なかなか上手くいかない。
それでも必死に...
息を荒らして少しずつ脱いでいく...。
明るい照明。
じっと見つめられているその視線。
私は恥ずかしさとうっすら期待を抱いてしまう。
ーー何考えてるの私。
目をぎゅっと瞑りそんな気持ちを吹き飛ばす。
何もない、何も。
仮にも相手はレイジさんだし、
今はそんな場合じゃない。
そして頭も体も使い果たして、
やっと下着と肌着まで脱いだ。
「......。」
「何を止まっているのですか?
早く。全部脱ぎなさい。」
「全部!?」
「何か問題が?」
「...それ、は...」
覚悟を決めて他も脱ぐ。
肌か冷たい空気にさらされる。
「.....もう許してください。」
下着だけをつけたまま
私はギブアップを宣言した。
羞恥心と体も痛みに耐えきれない。
震えが止まらずに
今すぐ座り込んでしまいそうだ。
「...フン、白々しい。」
許してくれたのか
レイジさんが近づいてくる。