12月17日


ハルに誘われ、##NAME1##、イーピン、ランボは並盛にある山奥にいた


『まだ着かないんですか？』

「も、もう少しです」

「あっちだもんね！」

『(本当に合ってるんですか？)』


かれこれもう一時間以上歩っている


「##NAME1##、ランボさん疲れたもんねぇ

おんぶしろコラァ！！」


ランボは石の上に座ってしまった


『嫌ですよ！
歩かないんなら置いて行きますからね』

「Σヤダもんねっ！！」


ランボは立ち上がって先頭を歩き出した




しばし歩いているとランボが立ち止まった


『「？」』



「蜂だもんね！」


ランボは落ちていた枝を
掴み、その枝で蜂の巣を突っついた


「ランボ君ダメですよ！！」

『止めた方がいいと思いますよ…』


その時、イーピンが何かに気付いた

「！


<ランボ危ないっ！！！>」


イーピンが言い終わったと同時にブーンという音が
何だと思って見てみれば沢山の蜂


「はひっ　何だか蜂さん達怒ってませんか？」

『そりゃあ家を壊されてるんですからねぇ』


「「『……………




………………………




………………………………




……………………………………………………






逃げろー――――！！！！』」」


##NAME1##達は走り出した
木と木の間を抜ける
しかし足の遅いランボはどんどん刺されていく



『！』

暫く走っていると##NAME1##が叫んだ

『皆、止まってしゃがんでくださいっ！！』


##NAME1##の言葉にハルとイーピンは瞬時に対応出来たが、ランボだけは出来なかった


『ランボ！その先に行ってはダメです！！』


##NAME1##は手を伸ばすが全く掴めず、


ランボは先にあった崖に落ちた





「ランボちゃん！」
「ランボ！」


ハルとイーピンが叫ぶ


##NAME1##は焦った

自分なら助けられるが、それとは代償に自分の正体がバレてしまうのだ


しかし、命には替えられない



##NAME1##は崖を跳び降りた

上で二人が何か言っているがそんなの構ってられない

##NAME1##は翼を出し、急降下した


落ちて行くランボの腕を掴み、地面スレスレで止まった

その間(かん)、０.５秒





##NAME1##はゆっくりとランボを降ろし翼を仕舞った


ランボは呆然としていたが、


「…ガハハハ面白いもんね！
もう一回！！」


なんともやんちゃなもんだった


##NAME1##は一度溜息をつき、崖を見上げた

崖は100メートル以上あるらしく上が見えない
どうすればいいものか、考えていると右方向数メートル先に洞穴を発見


『………ランボ、


行ってみましょうか』

















＊＊＊



今、##NAME1##達は洞穴の中にいる

##NAME1##達というのはハル、イーピン、ランボ、ビアンキだ


……………ビアンキ？




そう、何故かビアンキがいた


それは遡る事数分前

##NAME1##とランボは洞穴に入るといたのは熊、ではなくビアンキだった
(ビアンキは数日前から此処にいたらしい)
ビアンキに今の状況をいうとビアンキはハルとイーピンを助けに行った

と、いうわけだ


そして先程言われた言葉は「帰ろーとしてもまた戻ってきちゃうの」と笑いながら言われた

ハルとランボは泣き出し、イーピンと##NAME1##は困ってしまった