標的64
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雲雀と電話をした数時間後、##NAME1##とツナとランボ、イーピンは並盛神社へ来ていた
「おい、おまえ達、一人300円までだからな!」
ツナははしゃいでいるランボ、イーピンに言った
『300円って…ケチ』
##NAME1##は小さく吐き捨てるように言った
「違うっ!!」
どうやらツナに聞こえていたみたいだ
ランボ、イーピンを見ながら周りの出店を見ていくツナと##NAME1##
斜め後ろから歓声がし、何かと思って見てみると射的をやっているリボーンがいた
リボーンは一つを当てるとその弾は弾(はじ)かれて隣の玩具へぶつかる
そしてまた違う物にぶつかった
一回で計10個以上落とした
「とっととつめろよ」
少なくとも1000円以上もするものを100円以下の弾一つで取られたのだから店のおじさんは顔を青くした
「昨日は流行(はやり)のひったくり犯に売り上げ全部とられるしー」
「『(気の毒すぎー─!!)』」
「つーかリボーンとかかわるとろくなことねー
##NAME1##行こ」
『は、はい』
リボーンに気付かれないように行くツナだが、リボーンがツナに気付いていたのは##NAME1##だけが知っていた
イーピンが##NAME1##の浴衣の裾(今日は女性用)を軽く引っ張った
『何か欲しいんですか?』
イーピンはチョコバナナを指差した
「チョコバナナか
400円だけど ま、いっか」
ツナはチョコバナナの出店に行って一本頼んだ
「あいよ!うちは頼まれてからフランス製のチョコを塗るからね!」
「ベルギー製つってんだろ!」
店の奥から聞こえる声
##NAME1##はイーピンから目を離し、店の方を見た
『隼人と武!』
チョコバナナをツナに渡そうとしている獄寺とバナナを取り出している山本がいた
「10代目と##NAME1##!!」
「よぉ。ツナ、##NAME1##」
「おどかしっこなしですよ」
「それはこっちのセリフだよ~~~~っ」
『何で出店出しているんですか?』
##NAME1##はツナからチョコバナナを受け取り、イーピンにチョコバナナを渡す
「町内会から請求書が届いてな」
「リボーン!!」
浴衣にひょっとこのお面を付けたリボーンがいた
「七夕大会の時、山本が公民館の壁壊しただろ?
その修理費を払えっていうんだ
そこで今回は特別に町内会の長老達から金を稼ぐために店を出す権利をもらったんだ」
「目標は売り上げバナナ500本です
がんばりましょう10代目!!」
「え……オレもー─!!!?」
「あちゃー、請求書はツナあてになってるぞ」
リボーンは請求書を取り出して見た
「んなぁー──!!!」
『どうせリボーンがしたんでしょう』
たまたま店から出ていた隣の屋台にいたおじさんが一つの影を見た
「あ あれは!」
それと同時に周りがざわめいた
「お前らもショバ代用意しとけよ」
おじさんがツナ達に言った
「ショバ代!?」
「ここらを取り締まっている連中に金を払うのが並盛の伝統らしいっス
ここはスジを通して払うつもりっス」
「(もしかして裏社会のぞいちゃってる?)」
『(ショバ代?なんか聞き覚えが…)』
獄寺の話にいろいろ思う二人だった
そして周りの人達が見た影がツナの目に入った
「5万」
それだけしかいわない影の正体
それは並中風紀委員長の雲雀だった
「てめー何しに来やがった!」
「まさか」
「ショバ代って風紀委員にー────!?」
「活動費だよ」
しれっと答える雲雀
「払えないなら
屋台をつぶす」
雲雀はとんでもないことを言いだした
しかしその言葉は嘘ではなく実際に潰されていく屋台を見て全員が顔を真っ青にした
「たしかに」
雲雀は獄寺から受け取った封筒の中身を見て言った
「あと、##NAME1##借りてくね」
「えっ」
「なっ」
『っ』
誰が言葉を発する前に雲雀は##NAME1##の手首を掴んで歩き出した
その後、ツナの所に京子とハルが来ていた
『何ですか』
何も話さずにショバ代を集めていた二人だったが##NAME1##が先に口を開いた
『私がいなくても何の支障もないみたいですし雲雀さんが何を考えているのか分かりません』
##NAME1##は決して雲雀を見ず、数メートル先の地面を見ていた
「当たり前でしょ
僕の考えは君にはわからない
"想い"も君にはわからない
僕と君は繋がっているわけじゃないんだ」
##NAME1##に言った言葉だが大多数は自分に呆れて出てきたぼやきだった
後半はほぼ無意識で出てきたのだ
『想い?』
##NAME1##が1番気になった一単語
「……………忘れて」
あとから羞恥心が湧いてきた雲雀がいた