標的63
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「困るんだよね。ゴミすてられっと」
皆の後ろの方から聞こえてくる男の声
見ると小さい子の胸倉を掴んでガンを売っている日に焼けた男三人がいた
「じゃあここら一帯の掃除しといてよ」
子供を離し、自分達のゴミも捨てて、子供に掃除をさせていた
その男達はツナ達の方へ向かってきた
『?』
「ライフセイバーの先輩だ」
「うい~~っス」
先程の事がなかったように了平が仲間というものを紹介した
「(この人達ー!!?)」
「先輩達は元並中ボクシング部だ」
「お、もしかして了平の妹ってコレ?
へーなかなかオレ好みかもしんない」
リーダー格の男・黒田エイジが京子の肩に腕を回した
それに接ぎ、ハルにはドレッドヘアの大倉拓哉、##NAME1##にはハゲの木佐貫幸郎の腕が回された
ツナが止めようとしたが、先に獄寺と山本に止められた
「まてよ」
「てめーらの仕事する筋はねぇぞ」
「んー?」
「そのとーりだ先輩!」
了平も山本達の隣に並ぶ
「こいつらをよんだのは遊ばせるためでライフセイバーを手伝わせるためではない!」
「わかんねーのか了平?」
「オレ達はかわいい後輩にライフセイバーの素晴らしさを知ってもらいたいんだ」
「なるほど」
了平は拳を手の平で叩いて納得した
『だったら私も手伝います』
木佐貫の手を掃い、了平の隣に回った
「私も手伝います!」
「そーです!ハルはツナさん達と泳ぎに来たんですから!」
京子とハルも##NAME1##の意見に賛同した
「へー。どいつがツナさんだ?
ツナってマグロのことだろ?」
「そーとー泳げるんだろーな?」
「えと…あの…」
「てめーらバラすぞコラ!!」
ツナを侮辱され、獄寺が怒った
「ほーう。やるか?
だがケンカはパスだぜ。オレ達はライフセイバーだかんな
やるならフェアにスポーツで勝負してやる
3対3のスイム勝負!!
敗者は勝者の下僕となるんだ」
『!』
「なあ!?」
「何言ってるんですか!?…はむ」
ハルが反対の声を出すとパオパオ老師に変装したリボーンが口を塞いで言えないようにした
その後も言う京子、山本、獄寺も同じようにされた
「んじゃ、決まりだな」
「そんな!!
何してくれてんだよ、おまえ!」
ツナはリボーンを責めるが勝ちゃーいいだけと言われた
「向こうに見えるたんこぶ岩を泳いでくるっと回ってくる勝負だ。泳法は自由、3本中、2本先取で勝ちだ」
黒田がいう
「んじゃオレ、1番手いくぜ」
山本が手を挙げる
「3本目は10代目たのめますか?」
「沢田ではまだ心配だ!!オレが泳ごう!!」
「ざけんな!おまえが泳いだら勝ち目はねえ!」
獄寺の言う通り、了平の泳ぎは軟体動物のような泳ぎ方で、そんなに速くは泳げない
『だったら私が泳ぎます』
「えー───っ!!」
『なんか文句ありますか?』
「いや、ないけどさ、やっぱ##NAME1##じゃ危ないし…」
『危なくありません
ツナの方が危ないんじゃないんですか?あんな泳ぎ方で。半分泳いだところで体力なくなりますよ?』
「う゛」
ツナは本当のことを言われて言葉が詰まった
「まぁまぁ
ここはツナに任せときゃいいじゃねーか」
山本がいつものように肩に腕を回してきた
「なっ!野球バカッ」
『た、武!離れてくださいっ!!』
裸同然の状態で肌を密着している状態に顔が真っ赤になった
だが、山本は余り気にしていないようでそのまま##NAME1##を説得していた
「では競技を開始する」
了平がピストルを天に向ける
「第一泳者
ヨーイ」
ダァンッ
第一泳者の山本と大倉が一斉に走り出した
太腿までつくところまで走り、そこから泳ぎ出した
前半は山本がリードしていたのだが、たんこぶ岩の陰にいき、折り返してきたのは大倉だけだった
「あれっ!?」
『武が帰ってこない!?』
「な!?」
「どーしたんだろ?」
「足でもつって岩カゲで休んでるんだろ?」
「さあ、どんどんいくぞ。
大倉が帰ってきしだい第二泳者スタートだからな」
木佐貫と黒田はニタニタと笑っていた
『隼人、気をつけてください』
「ああ。わかってら」
二人は他の人に気付かれないように話した
「第二泳者ヨーイ!!」
二回目の発砲弾の音がした
第二泳者の獄寺と木佐貫は互角だったが、たんこぶ岩の陰から帰ってきたのは、またしても敵の方だけだった
「2本先取でオレらの勝ちだが大サービスだ
次の一本でおまえが勝てばそっちの勝ちにしてやるよ」
黒田はツナにいう
「またんか、センパイ!
奴らが心配だ!!岩へ行ってくる!」
了平が第三泳者が走り出そうとした時に止めたが、先程同様、丸く収められてしまった
そして第三泳者、ツナと黒田が走り出した
ツナは(泳げるようになって)初めての海だというのによく泳げていた
その時だった
「誰かー─!うちの子を助けてー──!」
二人の前方に沖へ流されている女の子がいた
ツナは一瞬迷ったが、助けに行く事にした
女の子のところまで泳いだが、そこで安心して力が抜けてしまった
当然溺れてしまうわけで
「ボンゴレ的だな」
ウキになってツナを見守っていたリボーンは死ぬ気弾を撃った
ツナは死ぬ気モードになりたんこぶ岩の裏を通り、泳いできた
「へっ そーはいくか」
「岩の陰には後輩がたんまりいるんだ
ボコボコにしてやれ」
浜から見ていた大倉と木佐貫の後ろから声がする
「後輩ってのはこいつらのことか?」
「なにー──!!?」
そこには山本と獄寺、そして伸びている男達がいた
『遉(さすが)』
「まぁな」
「可愛がってくれたお礼しなくちゃな」
「うわっ」
「ひぃーっ」
##NAME1##、山本、獄寺の三人で大倉と木佐貫をめっためたにしておいた
更新10.02.21