標的51
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4月15日
此処は日本にある並盛中学校
その学校は少し特殊で、生徒会ではなく、風紀委員の方が権限が高い
そしてその風紀委員の長(おさ)が雲雀恭弥である
「(何でまだ帰ってこないのさ…)」
雲雀恭弥は苛立っていた
「いきなりイタリア行くってどういう事?
いつ頃帰ってくるの?」
『えっと、なんかリボーンに行ってこいと言われたんで…
帰るのはわかりません。向こう(イタリア)での都合によりますね』
「そう……
早く帰ってきてよね……」
『はい。』
「君が帰ってきたら言いたい事があるんだ」
『何を?』
「帰ってきたら言う」
『今じゃダメなんですか?』
「駄目」
『……わかりました
なるべく早く帰ってきますから』
「うん……」
そう言って別れてまだ帰ってこないあの子
僕は自分の気持ちに気付いてしまって心が穏やかじゃない
"早くこの気持ちを相手に伝えたい"
"でも関係がぎくしゃくするのは嫌だ"
"でも関係がぎくしゃくするのは嫌だ"
…何か乙女みたいだ……
ハァ…考え過ぎてストレス溜まる
気晴らしに草食動物を咬み殺してこよう
僕は応接室を出て、適当に群れている草食動物を咬み殺した
咬み殺し過ぎて顔の原型留めてないけど…
その草食動物を服委員長の草壁にでも処理してもらおうと引きずって裏庭を歩いていた
あ…
「やぁ」
「ちゃおっス」
赤ん坊がピラミッド型の浮かんでいる箱みたいなものの中にいた
どうやって浮いてるの?
「雲雀、頼みてー事があんだ」
「へぇ…」
あの赤ん坊が頼み事か…
「なんだい?」
「ツナと内藤ロンシャンっていう奴を風紀委員に入れてくれねーか?
ツナが風紀委員に入りたいって言っててな」
あの草食動物が風紀委員に?
赤ん坊との接点が増えていいかも…
「いいよ」
「サンキュー
お、早速ツナが来たな」
赤ん坊は僕の後ろの方を見る
僕も釣られて見ると確かにいた草食動物
「やぁ」
「ヒバリさんも3年…でしたっけ…?」
「僕はいつでも自分の好きな学年だよ」
本当は嘘だけど、草食動物の反応が面白いから
「沢田ちゃん 俺もバイト断っちった!」
なんかもう一人来たんだけど…
話を聞くつもりはないからすぐに本題に入った
「聞いたよ
君達風紀委員に入りたいんだろ?」
「! えー―――!
誰がそんなことをー!!?」
「彼に聞いたよ」
赤ん坊を指す
「おっ いいじゃん!いいじゃん!やろーよ沢田ちゃん!
いやー どもども!
トマゾ8代目内藤ロンシャンでーす!」
草食動物の肩を抱きながら言う内藤ロンシャンという奴
赤ん坊がいってたもう一人はこれか
その時だった
ズガン
銃声が鳴った