標的50
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私はまだイタリアに居たくてイタリアにいた
まだ会ってない人がいるから
私の直感がこれから危ない事が起きるといっているから、だから今のうちに会いたかったんだ
でも会えない…
1番会いたい人に会えない
私は俯きがちでイタリアの街中を歩く
その時だった
♪~~♪っ~♪~…
『あ、電話だ…』
携帯を取り出し通話ボタンを押し、電話に出る
『はい、もしもし。誰ですか?』
自分の名前は絶対出さない
もし敵だとしたら自分の素性を出してしまうからだ
<<ちゃおっス>>
『リボーンですか…。何かようですか?』
<<用も糞もねぇ。テメーいつ帰ってくんだ?>>
『テメーいうな。
まだ決めてませんが…』
<<なるべく早く帰ってこいよ>>
『分かってますよ。私だって途中で任務を投げ出したりしませんから』
<<そういう事じゃねー
雲雀がうるせーんだ>>
『? 何で雲雀さんが?』
<<しらねーぞ。でもいつも##NAME1##はどうしたって暴れてくんだ>>
『あばっ……!?』
私は思わず溜息が出た
『そういえば……』
私はイタリアへ来る前の事を思い出す
『雲雀さんがイタリアへ行く前に言った言葉があるんです』
<<ん?>>
『「君が帰ってきたら言いたい事があるんだ」って言われました』
<<…それが原因だな…>>
『?』
リボーンは何か呆れてる風に言ってるけど何ですか?よくわからないです…
<<まぁいいからなるべく早く帰ってこいよ>>
『はい…』
<<大丈夫だ
いつか見付かるぞ。絶対な>>
リボーンは私が何を思っていたかがわかったみたい
電話越しでも読心術って使えるんですかね?
でも言われて少しホッとしたのは間違いない
『ありがとうございます』
<<ああ。>>
『ではおやすみなさい』
<<ちゃおちゃお>>
プツッ…ツー……ツー………
ボタンを押して通話を切る
私は空を見上げた
『明日も頑張ろっ…』
また街中を歩き出した
更新09.10.08