標的49
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「ジッリョネロ覚悟!!」
三人組のボスらしい人、リーロがいう
それとともに他の二人は銃を突き出す
しかし##NAME1##もルーチェも驚かない
『あの、…………誰?』
目をぱちぱち瞬きする
「なっ!
私達の事知らないの!?
あんたジッリョネロの奴だろ!?」
少女、ナリアが驚く
『生憎私はジッリョネロじゃありませんよ
ルーチェは知ってるんですか?』
ナリアに返答してからルーチェに振り向く
「えぇ、知っているわ
あの三人はジッリョネロとは仲がとても悪いのよね~」
困ったふうに言うルーチェ
『敵対関係ですか…
なら、殺ってもいいですか?』
その直後、部屋に殺気が充満した
##NAME1##が殺気を出していた
ジッリョネロとは敵対関係ファミリーにある三人は顔が青冷める
隣にいるルーチェも殺気には慣れてはいるが、殺気の発生場所が近いため、冷や汗を出している
「(こいつ、ホントに何モンだ…)」
「(ありえなっ!)」
「(こんな少女が…)」
「(前よりも強くなってるわね…)私は何も言わないわ」
『そうですか』
そういって##NAME1##は俯く
「?(何をする気だ?)」
リーロは俯いている##NAME1##をじっと見る
「…っ!!」
リーロは顔を上げた##NAME1##の目を見て驚愕した
「なっ、紅い目!?」
##NAME1##の左目が赤くなっていた
『私の能力みたいなものですよ
この目を見たからには、生きてファミリーに帰る事は出来ませんよ』
「自分から見せたんだろ!?」
リーロの声を無視する。
##NAME1##の目の数字が【六】から【ー】に変わった
次の瞬間、リーロは悲鳴を上げて倒れていた
「な、先輩!?」
もう一人の男、ダイダは部屋中に満たされている殺気の中、掠れた声でリーロを呼ぶ
しかし、リーロは答えない
リーロは白目を向き、口から体液の泡と血を吹き出していた
それを見ていたナリアは目を見開いて恐ろしいモノを見るような目で##NAME1##を見た
「ど、どうして……」
絞り出される、震えた声で喋るナリア
『彼は幻覚を見たんですよ。それも本当の地獄の様な幻覚をね』
「幻覚…」
「…術士か……」
『そうですよ
現に今、此処にいる方、全員かかっていますからね。勿論ドンジッリョネロも…』
その直後、ダイダがかなりの勢いで前にぶっ飛んだ
そして銃声が
「ダイっ!…っ!?」
ナリアは目の前に浮かんでいる黒い物体に気付いた
「∑えっ!」
黒い物体とは拳銃だった
その拳銃の安全装置の外れる音がし、引き金がゆっくりと引かれていくのが分かった
ナリアの頭の中には【死】が浮かんだ
「ゃっ……やめ…て……っ………」
バンッ
銃声が鳴った