標的39
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『御祖父様、仕事ください』
「は…?」
ポカンとする九代目
持っていたペンを落としそうになった
『だから仕事ください』
「…駄目だよ」
『いいからください』
「いけませんっ!」
『その言い方ムカつきます。それよりください』
「駄目」
二人の攻防戦が続く
だが、先に折れたのは九代目だった
「ハァ…何でそんなにやりたいのかね?」
『べつに…強(し)いて言うなれば気晴らしです。お兄ちゃんの情報が入らなくって苛立ってるんですよ』
「…………」
何も言えない九代目
それもそうだろう。気晴らし程度で仕事、つまり"殺し"をするのだから
「やっぱり駄『男に二言は許しませんよ?』ハイ…」
『べつに大丈夫ですよ。今日はブイオがボランティアで一緒にしてくれますから』
そうなのだ
実は此処(九代目の執務室)に来る前にブイオと電話で話しており、一緒に仕事をする約束をしていた
「…………仕方ないね
気をつけるんだよ?」
『! はい!』
##NAME1##は足早で出て行った
「やはりあの子にあんなことしてはいけなかったのかな……」
九代目はこの屋敷の地下に居る人の事を想った
##NAME1##はカッターシャツと男用のスーツを着る。銃、刀を磨き、いつも首にかかっている棒状のネックレスを眺める…、
そしてヘアピンをつけ、神経を集中すると体格がみるみる変わり、男の姿となった。
そして部屋を出た
――――――――――
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リネンの光が降り注ぐ街の中を歩き、ある所を曲がれば真っ暗な路地裏になっている。そこを進んで行くと路地裏の暗さよりも暗い、真っ黒な塊があった
「遅かったネ」
『そうですか?
私的には調度いい時間だと思ったんですが』
紅と青の目が黒い塊をジッと見据える
『御祖父様の許可は取りました。 行きましょう』
「ウン」
塊は##NAME1##が姿が見える所まで近付く。そして小さい体でかなりの高さを跳び、##NAME1##の肩に乗る。
ヘッドフォンをし、黒いコートを着たブイオだ。しかし、いつもと違う処は眼鏡をかけていないこと。なぜかというとは割れやすいのでかけていないそうだ。ちなみに眼鏡をかけていなくてもしっかり見えるらしい。
##NAME1##は路地をどんどん進んでいった
――――――――――
いつの間にか森の中を歩いており、どんどん奥を進んでいくと見えた屋敷
屋敷は無駄に大きく、庭もかなり広い。ボンゴレ本部と同じくらいだろうその大きさはかなり大きなファミリーを思い浮かべるが、調査によるとかなり小さいファミリーらしい。そして今回壊滅させる理由はボンゴレと同盟を組んでいるとデマを言って威張り、麻薬取り引きをしているからだ
「此処?」
『はい。』
「へぇ、デカイネ
これじゃ全員倒すのに時間掛かるカモ」
木の陰から屋敷を覗き込む二人
屋敷の門には誰も警備員がおらず、人の気配がない
『どういきますか?』
「ん~、取り敢えず##NAME1##は幻術でブイオ達を見えないようにシテ。それで中に入って##NAME1##は一階、ブイオは二階に行く。後は好きニシテ」
『解りました』
##NAME1##は目の数字を"ー"にする
『さぁ行きましょう』
##NAME1##は赤外線に注意して足を進めた