深夜晩く

あるイタリアのバーに赤ん坊が集まっていた。赤ん坊は皆、そこらにいる赤ん坊と違い、普通に話せるし、歩く事も出来る。今も飲んでいるのは皆ワインだ。


「ねぇ、あの子どうでしたか？」


黒髪でみつあみをした中国服を着た、赤いおしゃぶりを首から下げた赤ん坊が口を開く


「相変わらずだったわよ～♪」

「うん。相変わらず可愛かっタ」


数時間前まで##NAME1##の部屋にいた赤ん坊が答える。それから解るよう、あの子とは##NAME1##の事らしい。


「わぁ！俺も##NAME1##に逢いたいっス」

「今度一緒に行きましょうよ！」

「あ、行きたいね」


何故かタコの絵が入っているヘルメットを被った、紫色のおしゃぶりを首に下げた赤ん坊が言うが、ルーチェは無視して赤いおしゃぶりの赤ん坊と話す


「ルーチェ先輩聞いてくださいよ～っ！！」

「スカルも一緒に行こうね」

「はい！」


スカル。それが紫色のおしゃぶりの赤ん坊の名らしい。そして赤いおしゃぶりの赤ん坊は風(フォン)というみたいだ。風という名は前、##NAME1##が言っていた名前と同じだ。つまり、##NAME1##が言っていた風というのはこの赤ん坊だろう。
しかしこの赤ん坊…
――――最凶並盛中風紀委員長に似ていた