標的36
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朝早くに、僕が風紀委員に入れた金井##NAME1##から電話がきた。電話の内容はイタリアに行くとのこと。用件だけを言い、すぐに通話を切ってしまった。
「何これ…」
思わず声に出してしまった
僕は今だけの話じゃ満足なんか全く出来なく、話をするためにあの子が行く空港に向かった
空港に着いたが人が多く咬み殺したくなったが、我慢した
人がよく見える所に行き、あの子が来るのを待った
待っている間にずっと金井##NAME1##の事を考えていた
最初は苛々していたが段々いろいろな事を思い出していた
初めて会った時や体育祭での事、闘いあった事や花見……はいいや、兎に角いろいろな事があった
いつの間にか僕の隣にいるのはあの子だった
なのにあの子が、##NAME1##がイタリアという、僕の手の届かぬ所に行ってしまうと考えると胸が痛くなる
何でなんでだ
こんなこと、今までなかったから僕は混乱した
その時、調度金井##NAME1##が見えた
「君」
僕はすぐさま近付き声をかける
『は、はい
てかなんで雲雀さんがいるんですか』
「君が用件(イタリアに行ってきます)だけ言って切ったからでしょ」
『いや、それは忙しかったんで…』
本当にそれだけ?
「いきなりイタリア行くってどういう事?
いつ頃帰ってくるの?」
『えっと、なんかリボーンに行ってこいと言われたんで…
帰るのはわかりません。向こう(イタリア)での都合によりますね』
「そう……」
赤ん坊の仕業か…
「早く帰ってきてよね……」
『はい。』
何なんだろう、この気持ちは
君がいなくなるってだけで胸がズキズキ痛む
「そうしないと風紀の仕事が進まないからね」
僕はよくわからないまま適当に言っておいた
「でも、それだけじゃないけど」
『?何か言いましたか?』
「言ってないよ
空耳じゃない?」
あれ、何でこんな事言ってるんだろ?
『そうでしたか?』
「うん。そうだよ…」
どうして君はいなくなってしまうんだ
僕の手から離しなくない
そう思っていたら体が動いていた
公共の場にも関わらず君を抱きしめていた
『ひ、ばりさん?』
「黙ってなよ」
『は、はい………』
あ、そっか……
この胸の痛みがわかった
そして君を抱きしめていることも
僕は君を好きにな
ってしまった
更新09.07.11