標的35
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##NAME1##は抱きしめられている間、此処(イタリア)に来る前の事を思い出していた
ツナや奈々にイタリアに里帰りに行ってくると言い、空港に向かっている時に雲雀に電話でイタリアに行ってくると言った
空港に着くと一人だけ、物凄い威圧感も持った人がいた
その人とは、学ランを肩に羽織って風紀の紋章をつけた、並盛中最強(凶)風紀委員長雲雀恭弥がいた
『(な、なんでいるんですか)』
##NAME1##は雲雀に気付かれないよう、歩いていたが、気付かれ、こちらに歩いてきた
『(うわ~見つかった)』
「君」
『は、はい
てかなんで雲雀さんがいるんですか』
「君が用件(イタリアに行ってきます)だけ言って切ったからでしょ」
そう、雲雀の言った通り雲雀の言葉は聞かずに##NAME1##は通話を切っていた
『いや、それは忙しかったんで…』
実際はそんなに忙しくなかったが、嘘をついた
そうしないと雲雀が煩いからだ
「いきなりイタリア行くってどういう事?
いつ頃帰ってくるの?」
『えっと、なんかリボーンに行ってこいと言われたんで…
帰るのはわかりません。向こう(イタリア)での都合によりますね』
「そう……
早く帰ってきてよね……」
『はい。』
##NAME1##は歪んだ顔をしている雲雀を見て、私がいないと心配なのかなと思ってしまった
「そうしないと風紀の仕事が進まないからね」
##NAME1##の思いは消された
「でも、それだけじゃないけど」
『?何か言いましたか?』
「言ってないよ
空耳じゃない?」
『そうでしたか?』
「うん。そうだよ………………##NAME1##」
『え…(今名前で…)』
##NAME1##の視界が真っ暗になった。そして暖かい温もりが伝わってきた
##NAME1##は一瞬固まり、段々と状況を理解していった
『(あれ、抱きしめられてる?)ひ、ばりさん?』
「黙ってなよ」
『は、はい………(うわっ、恥ずかしい!こんな公の場で…………………ん?公の場?……………!!)』
そう、ここは空港
行き交う人々が二人を見ていた
ある人は顔を赤らめ、ある人は雲雀の顔を見て青冷めている
『雲雀さん離してください…!!』
「ヤダ。もう少しこのまま…」
『皆見てますよ////!』
「人の視線なんか気にしなければいいでしょ」
雲雀は頑として離れない
##NAME1##は雲雀の腹辺りを押すが男と女だ。全く動かない
『(これで日本に帰ってきた時、絶対話のネタにされますね…)』
##NAME1##はリボーンの事を思う
「ねぇ、何考えてるの?
今は僕の事だけ考えてよ」
『……え(何その腐れ文句!)』
雲雀のいきなりの腐れ文句に##NAME1##は顔を赤らめてしまう
「君が帰ってきたら言いたい事があるんだ」
『何を?』
「帰ってきたら言う」
『今じゃダメなんですか?』
「駄目」
『……わかりました
なるべく早く帰ってきますから』
「うん……」
雲雀の抱きしめる力が強くなったような気がした
更新09.06.29