標的32
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
3月31日
昨日雲雀との闘いに負けてしまった##NAME1##は雲雀と花見をしに来ていた
青いビニールシートの上に座る二人に沢山の豪華な料理がある
『これ、誰が?』
##NAME1##は料理を指差す
「草壁」
『草壁?』
##NAME1##は聞いた事の無い名前に首を傾げる
「(可愛いな…)うん。草壁」
『へぇ…
ねぇ、これ食べてもいいんですか?』
「いいよ」
『ヤッタ!
頂きまーす』
##NAME1##は割り箸で玉子焼を口に運ぶ
『……美味しい!』
##NAME1##は満面の笑顔で次々と食べ物を口に運ぶ
雲雀はそれを見ながら紙コップに入っているお茶を飲む
『雲雀さんは食べないんですか?』
「食べるよ」
雲雀は##NAME1##が箸で挟んでいたモノを口に入れた
『あ……』
##NAME1##は呆然とその光景を見ていただけだった
「……うん。まあまあだね」
『…ちょっと!私が食べようとしてたんですよ!?』
「早く食べない君が悪い」
『ゔ………』
雲雀の言っていることが正論なので##NAME1##は言い返せない
『もう………』
##NAME1##は他のモノを食べる
「おーラッキー」
「これで殺されなくてすんだ~」
「1番乗りだ」
『?』
遠くの方から話し声が聞こえてきた
しかも見知った声だ
『(この声って…)』
「何だか騒がしいね」
雲雀は立ち、話のする方に向かった
##NAME1##は急いで雲雀の後を追う
近付いて行くと銀髪の少年が学ランを着た人に蹴りを入れていた処が見えた
「何やら騒がしいと思えば君達か」
前にいたはずの雲雀はいつの間にか木にもたれ掛かっていた
『(格好付けですかコノヤロー)』
##NAME1##は口で言ったら咬み殺されるので心の中で毒を吐いておく
「僕は群れる人間を見ずに桜を楽しみたいからね
彼に追い払って貰っていたんだ」
『だから誰もいなかったんですね…』
「うん」
ボソッと言ったつもりだったが雲雀には聞かれていたらしく相槌をうたれた
「##NAME1##!朝いないと思ってたらヒバリさんのとこにいたの!?」
騒いでいた一人、茶髪の少年、基ツナが##NAME1##に問い掛ける
『そうですよ
リボーンに言っておきましたが』
「え…」
「君、役にたたないね
あとはいいよ。自分でやるから
弱虫は
土にかえれよ」
ガッッ
雲雀は木から離れ、トンファーで学ランの人を殴った
それにそこにいたツナ、獄寺、山本が唖然とした
「仲間を…」
「見てのとおり僕は人の上に立つのが苦手のようでね、屍の上に立ってる方が落ち着くよ」
『…………』
##NAME1##はあることが頭に浮かんだ
屍の上に立っている時、帰ってシャワーを浴びている時、血が流れている時全てが真っ赤に染まっているように見えるのが
「いやー絶景!絶景!」
『っ…―――』
##NAME1##は木の後ろにいた者によって意識が戻された
「っか~~~~~
##NAME1##ちゃんしか女の子いねーのかよ」
「Dr.(ドクター)シャマル!」
ワインを瓶ごと持って現れたのはかなり酔っているシャマルだった
「まだいやがったのか!!このやぶ医者ヘンタイ!スケコマシ!」
「俺が呼んだんだ」
「リボーン!」
花坂じいさんのコスプレをしたリボーンが木の枝に座っていた
「会えて嬉しいよ」
雲雀はリボーンを見ながら少し口端を上げた
「俺達も花見がしてーんだ
どーだヒバリ、花見の場所をかけてツナが勝負すると言ってるぞ」
ツナがリボーンに何か言ってるが無視だ
「ゲーム…
いいよ
どーせ皆つぶすつもりだったしね
じゃあ君達三人とそれぞれサシで勝負しよう
お互い膝をついたら負けだ」
ツナ達がいろいろ言い合う
「君は後ろで見ていなよ」
『え、でも……』
「すぐに片付くから」
『あの、なるべくならやらない方が…
もし負けたらどうするんですか
私の昨日の覚悟をどーするんですか!』
「は?」
『あ、いや、なんでも…』
##NAME1##は後ろに下がった
それと同時にシャマルが雲雀に近付く
「お前姉ちゃんいる?」
「消えろ」
##NAME1##との話に邪魔された雲雀は腹いせにシャマルをトンファーで殴る
『(あれ……?)』
##NAME1##は何か小さいモノが雲雀に飛んでいくのが見えた
##NAME1##はシャマルの傍に行き、無事かどうかを見る
『(やっぱ殺し屋(ヒットマン)ですね。急所を外してありますね)』
そんなこんなをしているうちに4人の喧嘩は始まっていた
まずは獄寺
だが、避けた時に膝をついてしまい負け
次に山本
山本は雲雀の武器によって負けてしまう
そしてツナ
ツナは死ぬ気モードになりレオンがはたきになり闘う
が、死ぬ気モードが終わってしまって絶体絶命のピンチに陥った時、雲雀が膝をついていた
『え、なんで……』
「奴の仕業だぞ」
リボーンが指差したのはシャマル
「シャマルは殴られた瞬間にトライデント・モスキートをヒバリに発動したんだ」
『じゃあ、さっきのは』
「ああ。モスキートだぞ」
「ちなみにこいつにかけた病気は桜に囲まれると立っていられない"桜クラ病"つってな」
いつの間にかシャマルは起き上がってツナ達の近くにきていた
「約束は約束だ
せいぜい桜を楽しむがいいさ」
雲雀は立ってフラフラしながら背を向けて歩き出した
『あ…雲雀さん!
綱吉!私帰りますね!』
「えっ!?ちょっ!##NAME1##…!」
ツナの言葉を無視して##NAME1##は走って雲雀の隣を歩く
「…よかったの?」
『何がですか?』
「君も赤ん坊達といてもいいのに」
『何言ってんですか
今日は雲雀さんに付き合うって決めましたから』
「っ!………そう」
桜並木の中を通り抜けていった
更新09.06.21