標的31
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出たいと思うが言ったらプライドに関わるし出たくないって言ったら本当に出してくれないような気がするからだ
<<ほら、どうするんですか?言わないってことは出たくないって事?>>
「………」
雲雀は迷った
プライドを捨てるかこの真っ黒な世界を歩き続けて出口を探すか
<<あ、ちなみにそこは出口ありませんから
そして入口もありません
出たいならプライドくらい捨ててくださいよ>>
##NAME1##には全てお見通しだったみたいだ
「……(どうしていきなり此処にきたんだ…)」
さっきまで校庭にいたはずな雲雀にとっては1番それが不思議だった
いきなり夜になったのも有り得ないし、自分以外が何も見えないのだ
それに##NAME1##が見えないことも
意識ははっきりしているから意識を失っているわけでもないと思う
「(何で………)」
雲雀は##NAME1##の気配を詠もうとするが普段から気配を消している##NAME1##を見付ける事が出来ない
「(あの子だったら……)」
雲雀は##NAME1##ならこういう時、何処で見ているだろうか考える
「(あの子の性格だったら…)正面」
雲雀は正面に向けてトンファーを振った
そうしたら金属同士がぶつかる音がして真っ黒だったところが一気に元の世界に戻っていた
『ビックリしましたよ
まさかこんなことになるとはね』
目の前に##NAME1##がいて雲雀の身長と同じくらいの長さの棒でトンファーを受け止めていた
雲雀は##NAME1##が持っている棒をジッと見る
「…それ、君の武器?」
『はい』
棒は基本的黒く、綺麗な模様がついている
##NAME1##はトンファーを弾いて後ろに退けた
『ハァ………』
「何?」
いきなり溜息をつく##NAME1##に雲雀はムスッとする
『今回は私の負けですよ』
「……………は?」
いきなり何を言うであろうか
吐きでるように出た言葉に意味がわからなく雲雀は間抜けな声が出た
『まさか見破られるとは思わなかったんですもん
この後の闘い方決めてないんで私の負けです
てか雲雀さんがプライド捨てるとこ見たかったな~』
「…何それ
僕に恥をかかせようとしてたの?」
『そっちに食いつきましたか
弱冠、てか半分ほど思ってました』
真顔で言う##NAME1##に雲雀は呆れてしまう
「君、いい度胸だね…
まぁ、今回は僕が勝ったって事でさっきの言葉は見逃してあげるよ」
『あれ、それでいいんだ』
結果、##NAME1##は雲雀と花見をする事になった
そしてリボーンから何か仕打ちがくるんだろうと思うと##NAME1##は落ち込んだ
次回続きます
更新09.06.17