バブ19
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屋上への階段を駆け上がると、屋上を出る扉の前に古市と和也と梓が背中を向けていた
静と出馬が古市達の横を通って屋上へと出ていったのを見送って、霧雲は古市の肩を叩く
『ふっるいちー!』
「いたっ!!」
少し力が強かったようで古市は肩を押さえて痛がる
「何すんだよ!」
『古市驚かせようとしたけど失敗しちゃった』
「失敗しちゃったって…
そういや今まで霧雲は何処行ってたんだ?」
『カナメのとこ』
屋上で暴れている男鹿と東条、聖石矢魔の六騎聖と言われている三木久也を止めている男を指差す
「あいつ!?どんな関わりなの!?」
『んー…えーとね、ここ(聖石矢魔)に来たときボク落ち込んでたでしょ?そんときに…──』
生徒会室で静に話した事を古市にも話す
古市は感心したような顔をした
「へぇ
それでさっきまでお茶を楽しんでたと…」
『うん!』
「静さん…
山村君、あの美しいお姉さんの説明を…」
「あぁ…やっぱり聞きます?
そーゆー流れじゃないでしょうに…」
和也に六騎聖の説明をしてもらった
出馬要3年
三木久也の師にして六騎聖最強の男。出馬八神流十六代目当主
七海静3年
六騎聖で唯一人の女性で弓道部主将
三木久也1年
空手部主将
出馬要の弟子にして出馬八神流継投者
郷宏通(ヒロミチ)3年
聖石矢魔一凶暴な男でアマチュア無線部主将
それと新庄・アレックス・ロドリゲス・一郎2年と榊光輝2年だ
『みきひさや…』
「霧雲も覚えてるだろ?中学ん時一緒だった」
『…辰巳は?』
「は?男鹿ぁ?男鹿は覚えてねぇーって」
『…じゃあ、ボクも覚えてない』
「じゃあってなんだよ!」
『(辰巳がそう決めたんならボクもソレにしたがうよ)』
東条と睨みあっている男鹿を眺めた
「今回の騒ぎ、一応私達が預かるようにまかされてはいるけど…先生方も"保険"はかけてたみたい」
下の方からサイレンが聞こえる
「パトカーの音だな」
『お巡りさん!?』
「静かにしてろ
連れてかれるぞ」
『タイホヤダ!』
霧雲は自分の両手を口にあてる
古市は、可愛いなぁと思い霧雲の頭を撫でながら、階段を降りていく三木の背中を見つめた