バブ18
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職員室を出て、教室に戻っていた
「ようするに、うちの連中が悪ささないよう、取り締まり役になれって事よね」
「あ?そうなの?」
『ふーん。回りくどいセンセだね』
「まったく…退学をおどしに使ったりしてカンジ悪いわね!!」
国枝が二人の数歩前を歩いているので、二人は国枝の顔は見えないが、声はどことなく上がっている
男鹿と霧雲は取り締まり役など面倒臭いと思っていた
「ま、オレやる事あるから。あとはまかせたわ
行くぞ、霧雲」
『はーい!』
霧雲は男鹿の後を着いていく
国枝が何か言っているが無視した
結局国枝も着いて来て、聖石矢魔の1年6組の教室の前に来ていた
聖石矢魔の教室と廊下の壁がガラス窓で出来ている為、中の様子がよく見える。
お目当ての相手が居たようで三人はその人がいるところに近付いた
『だれ?』
男鹿は知っているようだが霧雲は知らない
「昨日のカズといた奴」
『カズってだれ?』
「ハゲに絡まれた二人の1人。
因みに俺の舎弟だ」
『舎弟!?すごーい!』
二人で話しているが、1年6組の生徒は石矢魔の生徒がいると騒ぎ、国枝は恥ずかしいのか呆れているのかそんな顔をしていた
「あー
オガさんとむくもちゃんだー」
目当ての人、梓はのほほんと二人に挨拶をする
「オッス」
『昨日ダイジョーブだったぁ?』
「うん
ダイジョーブだよー」
『よかった』
歯を見せて笑うと、クラス中の人が霧雲の笑みに顔を赤くさせた
「そーそー、カズいる?」
「いませーん」
「まじで?」
「トイレ行ってます。長いのでたぶんうん…」
そこまで言った時、梓は後ろの席の友達に口を塞がれた
『うん?う○こ?』
「うん。だぶんねー」
主人公にも関わらず下品な事を言う霧雲
「ほら、もう行くわよ」
居心地が良くないと思った国枝は霧雲と男鹿の服を引っ張って教室に戻させようとした
「いや…六騎聖の居場所聞こーと思って…」
男鹿が六騎聖の名を出した途端、三人とベル坊以外の全員が固まった
ザワザワとする教室
「終わりだ」
「あいつら死ぬぞ」
「その名を口にするなんて」
「バカだ」
聖の生徒の話についていけず首を傾ける男鹿と霧雲
──ちりん…
「三木君には悪いが、どうやらこっちの方が当たりだったみたいデスね」
「…らしいな」
廊下から、霧雲達を挟むように二人の男が歩いて来た
「初めマシテ。聖石矢魔部長連合ボクシング部部長、新庄・アレックスです」
廊下東側からきたのは手袋をした天パ髪のハーフは、新庄・アレックス・ロドリゲス・一郎
そして西側からは長髪のポニーテールをした、麻袋を盛った榊光輝(ミツテル)
しかし榊は何も喋らないため、アレックスは榊に失礼だと責める
『セントの人だよね?』
「みたいね。
油断しないで。二人共相当な使い手よ」
いまだにアレックスと榊に挟まれながら邦枝と話し合う
呆れながら邦枝と男鹿と背を合わせる
「なんの用かしら…?
言っておくケド、私達知り合いに会いに来ただけよ?六騎聖だかなんだか知らないケド、いくらなんでも無抵抗の人間に一方的な暴力はふるえないでしょう?」
邦枝は戦う気はないという含みを入れて言う
「…いいえ、お嬢さん
残念ながらそれはカン違いです。
何故なら我々が行うのは暴力ではない。
制裁です」
邦枝は喋っているアレックスに気が向いていて、アレックスの反対側にいる動きに反応が遅れた
「──…っ」
『女王!』
邦枝と榊の間に、漆黒の髪が少しぱらぱらと落ちた
聖の生徒はなにがあったのか理解出来ていなかったが、榊が持っている竹光を邦枝の後頭部を狙って振るったのだ
「梓ちゃん、定規か何か持ってない?」
邦枝は 男鹿の舎弟和也の幼馴染み梓から定規を借り、榊に向かって構える
「きなさい」
そこにいる者は息を潜んで二人を見守る
だが、結果は簡単に終わった
沈黙の後、動いたのは邦枝だった。
定規を降り下ろした刹那、榊の竹光は真っ二つになっていた
「…激…萌え」
『すげー!!』
「わー!」
ボソッと呟く榊の声を霧雲の声が被さる
アレックスがネクタイを緩めながら、男鹿を睨む
「…なるほど
少しみくびってまシタよ…
本気でやりまショウ」
「…後悔すんぞ?」
『ほぉっ…///』
不敵にニヤついた男鹿に霧雲は顔を赤くさせた
アレックスは第一ボタンを開けると、ボクシングの構えをとる
「背中の子供を下ろしなさい」
アレックスはベル坊を下ろすように言うが、男鹿は下ろさない
「それでこそ子連れ番長…
では遠慮なく行きますヨ!!」
「待ちなさい男鹿!!戦ったら退学に…」
ステップを踏むアレックスと迎え撃つ男鹿に、邦枝は止めようとする
だが、男鹿の言った言葉に固まる
「問題そのいーちっ!!
ある所におじーさんとおばーさんがおりました!!
さてっ!!強いのはどっちでしょ
──ブッ」
男鹿のよくわからない問題はスルーされ、アレックスの重たい拳が顔面に入った
『辰巳!』
ぶっ飛んだ男鹿を霧雲の怪力が受け止める
トイレから帰ってきた和也も男鹿の下に駆け寄る
『誰?』
「山村和也って言います!男鹿さんの舎弟をやらせて頂いてます!!」
『あー、昨日の』
昨日の不良(ハゲ)に捕まった人かーと呑気に考えながら男鹿をソッと床に下ろす
『辰巳ー、大丈夫?
──…っ!』
男鹿の顔を覗き込むと、目を光らせて笑っていた
青筋が浮かんでいる所もあるので相当怒っていることがわかった
男鹿はノソッと起き上がり、背を向けていたアレックスに指差す
「0点だ」
『?』
「オレの問題に解答出来ねーよーなアホは、0点だってんだドカスが」
『あのモンダイは誰もとけないと思うよ』
男鹿の言葉にアレックスは"ちょっとショック"だと言う
「安心しろ。
もう一度だけチャンスやる。心して答えろよ」
ゆっくりとアレックスに近付きながら問題を言おうとするが、ことごとくアレックスの拳によって遮られる
それにしても、先程から男鹿の顔面ばかりを狙うアレックスに霧雲はふつふつと怒りを募らせる
だが、男鹿に悟られて頭を撫でられる
『…』
「こいつたのむわ」
ボーッと男鹿の顔を見ていたらベル坊を渡された
「大丈夫だ」
『……うん!!』
満面の笑みで男鹿を見据えた
その後、男鹿はアレックスの攻撃を全て交わしアレックスの拳を止めた
問題も、パンはパンでも食べられないパンは?というとても簡単な問題で、アレックスは答えた
勿論簡単すぎるなぞなぞが解けないわけもなく、フライパンといい正解した
力も強い、頭もいいとふんだ男鹿は、アレックスを父親候補に決めベル坊に審議を問うが、ベル坊は霧雲の腕の中でぐっすりと眠っていた
更新14.06.02
