バブ18
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教室に着くと既に男鹿とベル坊と古市がいた
『辰巳、ベル坊おはよう!』
「はよ」
「ダ」
『古市もついでにおはよ!』
「ついでかよ!
…はよ」
霧雲は早速男鹿の上に座ろうとした時、チャイムが鳴った。
「…なんかさ、人数減ってね?」
『そう?』
ベル坊を自分の膝に乗せ、霧雲は男鹿の膝に座る
「そうだよ。見ろよ、東条とか前列のMK5とか丸々いねーぞ」
『ヒデくんはバイトだよ』
東条の家は貧乏だから。だからバイトをしないと生きていけない
だが、東条がバイトをするのはその理由だけではない。
以前本人から聞いたらバイトをするのは喧嘩と同じくらい楽しい…らしい
『そーいえば、ここにくる途中変な噂聞いたよ』
「変な噂?」
『ロッキセイ…?だったかな?』
「ああ、それならあたしも聞いたよ」
古市の斜め後ろに座っていた大森が話に入ってきた
「ウチら石矢魔を追い出そうとしてる奴らがいるって」
「それ、六騎聖なんですか?」
「そんなに強いのか?そいつら」
男鹿が珍しく食い付いた
「わかんないケド、もしかしたらMK5もそいつらにやられたのかも」
それを聞いていた神崎が鼻で笑う
「何びびってやがる。情けねーだけの話じゃねーか」
「はぁ?」
相性が悪いのか神崎と大森は喧嘩し出した
『なんでこう…』
「無視無視」
古市は霧雲の頭を撫でる
『そーいえば、ロッキセイってなんなの?』
「六騎聖っつーんは、聖石矢魔のトップなんだって。
なんでも学校の生徒行事を取り締まってて、ある意味生徒会より権限を持ってんだって」
『へー。六騎聖だから6人いるの?』
「らしいぜ。全員部活のエキスパートなんだって」
『おお!すごいね!』
会ってみたいと思った
霧雲の後ろの方でギャーギャーやっていたのを静めたのは、今やってきた国枝だった
その国枝は何故か霧雲と男鹿の腕を掴んで教室から出る始末
『どこ行くの?』
「……職員室よ」
「あ?」
と、このような感じで職員室にいた
「生活指導の木戸です。三人共、何故呼び出されたのかわかってるね?」
『呼び出されたつもりはありません!国枝に引っ張られただけです!』
「黙ってなさい」
手を挙げて抗議する霧雲を抑える
「…転校早々暴力事件とはおそれいったよ。
君らを退学にするのは簡単だ。
──が、それではうち(聖石矢魔)に来て貰った意味がない」
周りにいる教師が深刻な顔で中心にいる四人を見つめる
「聞けば君達は石矢魔でもリーダー的存在だというじゃないか」
別に男鹿と霧雲は石矢魔でリーダーなんてものになった覚えはない
勿論二人の下にいるものはいない
「どういう意味でしょうか…?」
「名づけて、石矢魔再生計画…
なんつって…」
「「『?』」」