バブ21
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ヒルダが放った殺人サーブを拾えた者がリベロということになり、邦枝はそれを受けた
一発目は邦枝が反応する前に邦枝の横の床にバウンドして後ろの壁にめり込んだ
二発目、邦枝は神経を尖らせ、ボールをネット前に返した
「姐さんっ!!オニしびれたっス!!」
「やりましたね!!」
寧々達が邦枝を誉める
「──…さて、そろそろ練習再開といきますか」
夏目の言葉により、男鹿や霧雲達はコートの中に入る
『ほら、早くやろ!』
「しょーがねーからキャプテンは譲ってやらぁ」
「リベロな」
「ま、オレはもともとスパイク専門だしな」
「つーか邦枝先輩、腕とか大丈夫っスか!?」
「待ちくたびれたぜ」
「──と、いう事だ
貴様がリベロでキャプテンだ
しっかりまとめるんだな」
こうして邦枝がリベロとして、キャプテンとしてチームをまとめることになった
─────
──
次の日
霧雲達は今日もバレーの練習を勤しんでいる………わけなかった
「古市、霧雲……言ってもいいか?」
『ん?』
「なんだよ?」
霧雲、男鹿、古市、ベル坊は体育館から離れた校舎裏にいた
「オレ…何してんの?」
「『……』」
「何って…」
「だって考えてみたらおかしくね!?
オレはあのチビをぶっとばしてーだけなんだよ!!
なのになんだ!?バレーボールって……!!」
「別におかしくねーよ」
『負けたら退学なんだよ?転校させられちゃうんだよ!?』
「ばかやろうっっ!!!」
男鹿は古市を殴る
「目を覚ませ!!」
「覚めてるよ!!てか閉じかけたよっ!!」
「オレはケンカしてーんだよ!!退学なんてどーでもいーじゃない!」
「いいわけねーだろ!!お前が目ぇ覚ませ!!」
「やだやだケンカしたいよーっ!!
ケンカケンカケンカケンカケンカケンカ」
「ダーッ」
地面に寝っ転がってゴロゴロ回る男鹿とベル坊
『辰巳』
「んだよ…」
『この試合勝たないと、ボクとはなればなれになっちゃうんだよ?
辰巳はサビシクないの?』
「っ…」
男鹿は起き上がり、男鹿の前にしゃがんでいる霧雲を見る
『ボクはこの試合に勝って、辰巳と一緒にこーこー生活をおくりたいの
そのためにはこの試合に勝たないとダメなの…!』
涙目になる霧雲
霧雲も考えて、男鹿と一緒にいるためにはバレーボールの試合に勝ち、転校も退学も無くなって石矢魔に通うことしかない
「…俺だってお前と一緒にいてぇ
でも俺にも戦わなきゃいけねーときがあんだよ」
『っ
そう、だよね。ごめん…』
屋上で三木久也という男と戦った男鹿
霧雲はその時出馬といたので知らないが、ケンカは出馬によって曖昧で終わった
だから男鹿は決着をつけたいのだ
泣きそうな霧雲をベル坊が慰めていると、辺り一帯に強烈な音が響いた
『「?」』
「な…なんの音だ…?」
気になり音のした方に行くと、柔道場らしき建物の中には三木がいた
三木は汗をかいて息を切らし、三木の周りには沢山の壊れたサンドバッグが放置されていた
建物の下の方にある換気窓から三人で覗いていると、いつの間にか男鹿の姿が消えていた
「よう
そいつがあん時の必殺技か?」
どこからか男鹿の声がするがどこにも見当たらない
「ここは部外者は立ち入り禁止だよ」
「カタい事言うなよ
いっちょオレに試してみろや」
「(おいいっっ
今ケンカなんてしたら…)」
『辰巳どこぉ?』
霧雲が周りをキョロキョロ見回す
と、ベル坊が部屋の入り口に立っていた
ベル坊は親指を動かし、此方だぜとアピールする
「…………」
「残像だ」
「何が?」
ベル坊に気を取られているうちに三木の後ろをとった男鹿
しかしこんな茶番に付き合わされた三木は苛立った
古市と霧雲も部屋の中に入る
三木が柔道着を男鹿に差し出す
「ケンカじゃなく手合わせなら問題ないだろう?
僕もバレーの練習にうんざりしてたトコだ
お望み通り見せてやるよ。
出馬八神流の奥義を」
こうして男鹿と三木は"手合わせ"をすることになった
────
男鹿は着替え、三木と向かい合わせになる
霧雲はベル坊を膝の上に乗せ、その隣に古市も座る
「用意はいいかい?」
「おう
いつでも来いや」
『辰巳ガンバレー!!』
ベル坊は審判をやると意気込み、手をあげる
「ダッ(始め)!!」
「とりあえず手出しはしねぇ
奥義とやらをガツンと打ってこいや」
「…相変わらずだね
後悔するよ?」
「ダッ(始め)!!」
始まらないのでもう一度手をあげて開始させようとするベル坊
「あの時…どうして僕を裏切った…?」
「あ?」
「とぼけるな
3年前だ。中一の終わり…
僕の転校が決まった頃…
君を倒す前に聞いておきたいと思ってね…」
『3ねんまえ…』
「マ゙マ゙ーマ゙マ゙マ゙ーっ(いい加減始めろや!!だからてめー嫌いなんじゃボケェェ)」
全く手合わせを始めない二人(主に三木)に切れたベル坊
『わあぁ!ベル坊どーどーだよっ!』
「ベル坊落ち着け」
霧雲がベル坊を抱き締めて落ち着かせた
一発目は邦枝が反応する前に邦枝の横の床にバウンドして後ろの壁にめり込んだ
二発目、邦枝は神経を尖らせ、ボールをネット前に返した
「姐さんっ!!オニしびれたっス!!」
「やりましたね!!」
寧々達が邦枝を誉める
「──…さて、そろそろ練習再開といきますか」
夏目の言葉により、男鹿や霧雲達はコートの中に入る
『ほら、早くやろ!』
「しょーがねーからキャプテンは譲ってやらぁ」
「リベロな」
「ま、オレはもともとスパイク専門だしな」
「つーか邦枝先輩、腕とか大丈夫っスか!?」
「待ちくたびれたぜ」
「──と、いう事だ
貴様がリベロでキャプテンだ
しっかりまとめるんだな」
こうして邦枝がリベロとして、キャプテンとしてチームをまとめることになった
─────
──
次の日
霧雲達は今日もバレーの練習を勤しんでいる………わけなかった
「古市、霧雲……言ってもいいか?」
『ん?』
「なんだよ?」
霧雲、男鹿、古市、ベル坊は体育館から離れた校舎裏にいた
「オレ…何してんの?」
「『……』」
「何って…」
「だって考えてみたらおかしくね!?
オレはあのチビをぶっとばしてーだけなんだよ!!
なのになんだ!?バレーボールって……!!」
「別におかしくねーよ」
『負けたら退学なんだよ?転校させられちゃうんだよ!?』
「ばかやろうっっ!!!」
男鹿は古市を殴る
「目を覚ませ!!」
「覚めてるよ!!てか閉じかけたよっ!!」
「オレはケンカしてーんだよ!!退学なんてどーでもいーじゃない!」
「いいわけねーだろ!!お前が目ぇ覚ませ!!」
「やだやだケンカしたいよーっ!!
ケンカケンカケンカケンカケンカケンカ」
「ダーッ」
地面に寝っ転がってゴロゴロ回る男鹿とベル坊
『辰巳』
「んだよ…」
『この試合勝たないと、ボクとはなればなれになっちゃうんだよ?
辰巳はサビシクないの?』
「っ…」
男鹿は起き上がり、男鹿の前にしゃがんでいる霧雲を見る
『ボクはこの試合に勝って、辰巳と一緒にこーこー生活をおくりたいの
そのためにはこの試合に勝たないとダメなの…!』
涙目になる霧雲
霧雲も考えて、男鹿と一緒にいるためにはバレーボールの試合に勝ち、転校も退学も無くなって石矢魔に通うことしかない
「…俺だってお前と一緒にいてぇ
でも俺にも戦わなきゃいけねーときがあんだよ」
『っ
そう、だよね。ごめん…』
屋上で三木久也という男と戦った男鹿
霧雲はその時出馬といたので知らないが、ケンカは出馬によって曖昧で終わった
だから男鹿は決着をつけたいのだ
泣きそうな霧雲をベル坊が慰めていると、辺り一帯に強烈な音が響いた
『「?」』
「な…なんの音だ…?」
気になり音のした方に行くと、柔道場らしき建物の中には三木がいた
三木は汗をかいて息を切らし、三木の周りには沢山の壊れたサンドバッグが放置されていた
建物の下の方にある換気窓から三人で覗いていると、いつの間にか男鹿の姿が消えていた
「よう
そいつがあん時の必殺技か?」
どこからか男鹿の声がするがどこにも見当たらない
「ここは部外者は立ち入り禁止だよ」
「カタい事言うなよ
いっちょオレに試してみろや」
「(おいいっっ
今ケンカなんてしたら…)」
『辰巳どこぉ?』
霧雲が周りをキョロキョロ見回す
と、ベル坊が部屋の入り口に立っていた
ベル坊は親指を動かし、此方だぜとアピールする
「…………」
「残像だ」
「何が?」
ベル坊に気を取られているうちに三木の後ろをとった男鹿
しかしこんな茶番に付き合わされた三木は苛立った
古市と霧雲も部屋の中に入る
三木が柔道着を男鹿に差し出す
「ケンカじゃなく手合わせなら問題ないだろう?
僕もバレーの練習にうんざりしてたトコだ
お望み通り見せてやるよ。
出馬八神流の奥義を」
こうして男鹿と三木は"手合わせ"をすることになった
────
男鹿は着替え、三木と向かい合わせになる
霧雲はベル坊を膝の上に乗せ、その隣に古市も座る
「用意はいいかい?」
「おう
いつでも来いや」
『辰巳ガンバレー!!』
ベル坊は審判をやると意気込み、手をあげる
「ダッ(始め)!!」
「とりあえず手出しはしねぇ
奥義とやらをガツンと打ってこいや」
「…相変わらずだね
後悔するよ?」
「ダッ(始め)!!」
始まらないのでもう一度手をあげて開始させようとするベル坊
「あの時…どうして僕を裏切った…?」
「あ?」
「とぼけるな
3年前だ。中一の終わり…
僕の転校が決まった頃…
君を倒す前に聞いておきたいと思ってね…」
『3ねんまえ…』
「マ゙マ゙ーマ゙マ゙マ゙ーっ(いい加減始めろや!!だからてめー嫌いなんじゃボケェェ)」
全く手合わせを始めない二人(主に三木)に切れたベル坊
『わあぁ!ベル坊どーどーだよっ!』
「ベル坊落ち着け」
霧雲がベル坊を抱き締めて落ち着かせた