男鹿は三木久也という存在を忘れることにした

自分に関わらせないことで守るという目論(ﾓｸﾛ)みがあってのこと

無視をされ、あんた誰だと言われた三木も何となく男鹿が自分を守ってくれようとしているんだなと分かった

だが、霧矢が硬中に高校生を連れて攻めてきた時、三木の考えは違うんだ
そう思われることになってしまった




ーーー

「魔野中だ！魔野中が攻めてきたぞ！」

「霧矢だ
それだけじゃねぇ…あいつ高校生も呼びやがった」

「つーかヤクザみてーなのもいねぇか！？」


その声は三木にも霧雲の耳にも届いた

皆が騒然と窓から下を覗くと、沢山の不良と男鹿がいた


『あのバカ
フツー出てったらダメだよ』


不良が男鹿にちょっかいをかけていると三木も出てきた

だが、三木は男鹿に殴られた

その後も何回も殴られ、蹴られ、気絶するまで男鹿に痛め付けられた




そして三木は転校した




更新15.01.13