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カツアゲされた少年は同じ硬中1年の三木久也
高校生を退治した二人が格好いいと、自分も二人みたいに強くなりたいと、二人の後をつけるようになった
ーーーーーーー
男鹿、霧雲、古市の三人の縁に三木が入って数ヶ月後
学校の帰り道にコンビニによった
学校は午前中に終わり、古市の家でゲームをしようということになった
霧雲は温かい肉まんを頬張り、男鹿はコロッケを食べ、古市は冷えた指を息で温めながら古市の家に向かう
「転校?」
三木が言った言葉に驚く古市
「うん
春休みはいったら…
お母さんの実家の方に行くんだ
奈良だって」
「奈良ぁ?
マジかよー。超遠いじゃん」
「大仏のいる所だな
知ってる」
『鹿もいるぞ!』
「なんで誇らし気?」
中学1年の終わり
この日は午後から雪になった
「うぅー
さみぃー」
「すげぇ降ってきたな」
『ボクカイロ持ってるよ』
「貸して!」
『やだ』
「何でカイロ持ってるって言った!?」
雪が降ってきてしまったということで、雪がやむまで廃墟の中に入ることになった
「こんな所に入って怒られない?」
「平気平気」
『いざとなったら逃げるよ』
「あっ!おい古市!そのビッグカツオレんだぞ!!」
「オレが買ったんだよ」
「オレがカゴに入れたんだよ」
『あー!ボクもそーすりゃよかった!』
「いや勝手に入れんなよ!!」
雪が止むまで適当に時間を潰し、雪がやんだころには日が落ちる時間になっていた
今日は古市の家に行くのは止めようということになり、帰り道を歩っていると、三木が何かに気が付いたように声をあげて立ち止まった
『?』
「どうした?」
「忘れ物…
さっきのビルだ
取りに行かなきゃ…」
『一人で大丈夫?』
「うん
先に帰ってて!」
三木は走って廃墟へ向かった
「…」
『古市、三木大丈夫かな…』
「んー?何が?」
三人横に並んで歩く
『アソコ魔野中の溜まり場だよ』
霧雲の言葉に男鹿は駆け出した
霧雲と古市も男鹿の後をつけ、廃墟へと入ると大勢の不良がいた
真ん中には二人の男に捕まれている三木の姿があった
男鹿はテキトーに近くにいた不良を殴り気絶させる
古市は部屋の外から顔を覗かして中の様子を見て、霧雲は古市の後ろから棒立ちになって中を見る
三木は男鹿に勇気を貰ったのか、荷物を床に置き魔野中のリーダーの男、霧矢令司に威嚇する
霧矢はそれに苛立ち、数センチも伸びた爪で三木の頬を引っ掻く
三木の頬から血が吹き出し、膝から床に伏せる
戦意喪失かと思いきや、霧矢の脚を上げ、下にあった三木の忘れ物…お守りを掴む
バランスを崩した霧矢の手を男鹿が掴み、霧矢の尖った爪を霧矢の顔に走らせる
霧矢は悲鳴をあげて倒れた
その後リーダーがやられた魔野中は逃げ去り難を乗り越えた
ーーー
「──このお守りはお父さんから貰った物なんだ
うちの両親離婚するんだけど、僕はお母さんについていくから…」
怪我した頬に大きなガーゼが貼られた三木
昼休みに校舎裏でお守りについて話を聞いていた
「それで転校か…」
『お父さん好きなんだ…』
「まあ、普通だよ
それでも思い出は大切にしないと」
お父さんという言葉に顔を歪める霧雲
「つーかその傷大丈夫か?」
「うん大丈夫…
お母さんには大分怒られたけど…
それにちょっと嬉しいんだ」
「嬉しい?
変な奴」
『これがウワサのマゾヒストか』
「ハハッ…
ちょっと違うかな」
このままハッピーエンドで終わるはずだった
だが、三木の転校とともにあまりよくない噂が飛び交った
一つは霧矢が男鹿を追いかけ回している
これは霧矢がこの前の復讐のためにだ
だがそれだけではなかった
それは霧矢令司が奈良に行く
もし、その噂が本当だったら三木が引っ越した後どうなる…
ーーーー
そこでとった男鹿の行動は3年後の屋上でのケンカ、学園祭でのバレーボールの試合にまで発展させることとなった
高校生を退治した二人が格好いいと、自分も二人みたいに強くなりたいと、二人の後をつけるようになった
ーーーーーーー
男鹿、霧雲、古市の三人の縁に三木が入って数ヶ月後
学校の帰り道にコンビニによった
学校は午前中に終わり、古市の家でゲームをしようということになった
霧雲は温かい肉まんを頬張り、男鹿はコロッケを食べ、古市は冷えた指を息で温めながら古市の家に向かう
「転校?」
三木が言った言葉に驚く古市
「うん
春休みはいったら…
お母さんの実家の方に行くんだ
奈良だって」
「奈良ぁ?
マジかよー。超遠いじゃん」
「大仏のいる所だな
知ってる」
『鹿もいるぞ!』
「なんで誇らし気?」
中学1年の終わり
この日は午後から雪になった
「うぅー
さみぃー」
「すげぇ降ってきたな」
『ボクカイロ持ってるよ』
「貸して!」
『やだ』
「何でカイロ持ってるって言った!?」
雪が降ってきてしまったということで、雪がやむまで廃墟の中に入ることになった
「こんな所に入って怒られない?」
「平気平気」
『いざとなったら逃げるよ』
「あっ!おい古市!そのビッグカツオレんだぞ!!」
「オレが買ったんだよ」
「オレがカゴに入れたんだよ」
『あー!ボクもそーすりゃよかった!』
「いや勝手に入れんなよ!!」
雪が止むまで適当に時間を潰し、雪がやんだころには日が落ちる時間になっていた
今日は古市の家に行くのは止めようということになり、帰り道を歩っていると、三木が何かに気が付いたように声をあげて立ち止まった
『?』
「どうした?」
「忘れ物…
さっきのビルだ
取りに行かなきゃ…」
『一人で大丈夫?』
「うん
先に帰ってて!」
三木は走って廃墟へ向かった
「…」
『古市、三木大丈夫かな…』
「んー?何が?」
三人横に並んで歩く
『アソコ魔野中の溜まり場だよ』
霧雲の言葉に男鹿は駆け出した
霧雲と古市も男鹿の後をつけ、廃墟へと入ると大勢の不良がいた
真ん中には二人の男に捕まれている三木の姿があった
男鹿はテキトーに近くにいた不良を殴り気絶させる
古市は部屋の外から顔を覗かして中の様子を見て、霧雲は古市の後ろから棒立ちになって中を見る
三木は男鹿に勇気を貰ったのか、荷物を床に置き魔野中のリーダーの男、霧矢令司に威嚇する
霧矢はそれに苛立ち、数センチも伸びた爪で三木の頬を引っ掻く
三木の頬から血が吹き出し、膝から床に伏せる
戦意喪失かと思いきや、霧矢の脚を上げ、下にあった三木の忘れ物…お守りを掴む
バランスを崩した霧矢の手を男鹿が掴み、霧矢の尖った爪を霧矢の顔に走らせる
霧矢は悲鳴をあげて倒れた
その後リーダーがやられた魔野中は逃げ去り難を乗り越えた
ーーー
「──このお守りはお父さんから貰った物なんだ
うちの両親離婚するんだけど、僕はお母さんについていくから…」
怪我した頬に大きなガーゼが貼られた三木
昼休みに校舎裏でお守りについて話を聞いていた
「それで転校か…」
『お父さん好きなんだ…』
「まあ、普通だよ
それでも思い出は大切にしないと」
お父さんという言葉に顔を歪める霧雲
「つーかその傷大丈夫か?」
「うん大丈夫…
お母さんには大分怒られたけど…
それにちょっと嬉しいんだ」
「嬉しい?
変な奴」
『これがウワサのマゾヒストか』
「ハハッ…
ちょっと違うかな」
このままハッピーエンドで終わるはずだった
だが、三木の転校とともにあまりよくない噂が飛び交った
一つは霧矢が男鹿を追いかけ回している
これは霧矢がこの前の復讐のためにだ
だがそれだけではなかった
それは霧矢令司が奈良に行く
もし、その噂が本当だったら三木が引っ越した後どうなる…
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そこでとった男鹿の行動は3年後の屋上でのケンカ、学園祭でのバレーボールの試合にまで発展させることとなった