バブ19
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『もし転校するなら暴れてボクも退学する』
「なら私が金の力で消してあげる」
『だったら校舎壊してベンキョーできないようにする!』
「なら新しい学舎を提供する」
『だったら…~っ』
「申し訳ありませんが、どちらも止めていただきたいのですが…」
先生が控えめに止める
「そうだな
俺達もどうせ退学になるんだ
だったら奴らと決着つけてからってのも悪くねぇ」
『姫川!』
霧雲は姫川も仲間になってくれるのかと笑顔になる
「ハァ…やれやれ
確かにこのままではまた、騒ぎを起こされかねないね
ではこうしよう…
一ヶ月後、本校で行われる学園祭
そこで君達8人対部長連で決着の場を設けよう
ただし喧嘩ではなくスポーツだ。学生らしくね」
「スポーツ…?」
「競技に関しては部長連の有利にならぬよう一考(イッコウ)しよう
そしてもし、君達が勝った場合、今の処分、転校も考え直す
それまでは保留だ
どうだね?破格の条件だと思うが」
「いいや、まだだね
あいつらにリスクがねぇ
オレ達が勝ったら六騎聖の権限とやらを取り下げて貰うぜ」
「おいっ」
「調子にのるなよっ…」
「いいだろう」
他の先生は否定するが、生徒指導だけは姫川の案件に乗った
「ただし勝敗がどうであれ、その後は一切もめ事を起こさないと誓って貰うぞ」
「当然」
「六道さんもそれでよろしいですかね」
「まあ仕方ないね
戯言には付き合ってあげよう」
取り合えず退学、転校がなくなった石矢魔諸君はほっとして部屋を出ていった
先生達も出ていき、部屋には生徒指導と日向だけしかいなくなった
「……これでよかったのかね?出馬君」
「…ええ。有難うございます」
実はずっと部屋の外から聞いていた出馬
パンくずを鳩にあげている
「これで彼らも必死になるやろし、久也らも納得のいく舞台が作れるとおもいます」
「…すまないね。話の流れ上ああいう条件がついてしまった。
六道さんも生徒の我が儘に付き合わせてしまい申し訳ありません」
「いやいや、かまいませんて。負けませんから」
「私も構いません
あの子が可愛く苦しくもがいている処を見てみたいですし」
「狂ったお方だ……」
「私はあの子が可愛くて可愛くて仕方がないだけです
そう、魔界まで追いかけるくらいにね」
日向は不敵な笑みを浮かべた