バブ10
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英虎は簡単にルールを話し、やるかと聞く
『おもしろそーだからやる!』
英虎はこんな子なら楽勝だと思っていた
だが、結果
『やったー!かったかった!!』
嬉しそうにピョンピョン跳ねる子供がいた
英虎はこの子供と腕相撲をした
自慢の腕に力を入れて相手の腕を倒そうとした。だが、どうだ
全く自分の腕は動かなかった
それどころか、どんどん自分の腕が反対側に倒れていってるのに気が付いた
そして、机に拳がついていた
まさかと思った
こんな一回りも二回りも小さい子供に負けたなんて
「お…まえ、すげーな」
英虎は目を見開いて相手を見た
『へへっ 力には自信あるんだー』
鼻の下を指で擦りながら顔を赤くさせた
「お前何歳だ?こんなちいせぇーのに、こんな力たぁー将来有望だな」
『んむっ』
英虎は微笑みながら言うが相手は顔を歪ませ怒った
『ボクはちいさくないもん!!それにもう中三だし!』
英虎は驚いた
もっと歳が小さいと思っていたのに、この身長で中三とはいくら成長期が来てないにしても小さすぎだと思った。だが言葉にすれば余計怒られるのはわかっているから言わない
「中三か。ってことは俺の二つ下か」
『え!じゃあオニーサン高校生!?見えないなー』
「ハハッ "高校生"って言ってもそんないい暮らししてねーけどな」
『ふーん そうなんだぁ』
英虎は後ろにある賞品の中から、ウサギのヌイグルミを手にとり、目の前の者にわたした
『わぁっ うさぎ!うさぎ!
アリガトネ、オニーサンっ』
ジャンプして喜ぶ姿を見て、英虎もなんだか嬉しくなった
「なぁ、名前、なんていうんだ?」
『んぅ?名前?
名前はね、霧雲って云うの
六道霧雲』
「霧雲、か(六道?聞いた事あるよーな……わかんね)
俺は東条英虎だ
好きによんでくれな」
『とーじょー…ひでとら…』
霧雲は少し考える素振りをした後、バッと目をキラキラさせて英虎を見る
『ひでくん!
ねー、ひでくんて、よんでいーでしょ!?』
「ひ、ひでくん??
あ、ああ、いいぜ」
やったーと言いながら霧雲は英虎に抱き着いた
それに英虎は顔を赤くさせた