バブ9
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市民プールに来た3人(+ベル坊)
古市が入場券を買い、古市と男鹿は水着に着替えた
「あれ?霧雲ちゃんは着替えねーの?」
『泳げないからいーや』
「そっか(霧雲ちゃんの身体見たかった…てか性別知りたかった)」
女とも男とも言える霧雲
本人は男だと言い張るが実態は不明
今日、この時解るかもしれないと思っていた分、ショックの分も大きい
4人は取り敢えず日陰に座り、男鹿とベル坊はねっころがった
ベル坊はちゃっかりサングラスを付けている
「──…すげー人だな…」
古市は前を歩く美人や家族を見ていう
「あらためて聞くが…
これは何の拷問だ?」
「あ?何って…夏といえばプールだろ?」
「あぁ、まぁ、確かに、確かにね?
それはそうなんだけどね、高級リゾートのプールサイドにいたこのオレがだ。なんでこんなすしづめ状態のむし風呂みたいな市民プールにいなければならんのかと、オレは聞いているのだ」
「なんかムカつくから」
「直球だな!!
つーかこれ、お前も楽しくねーだろ!!」
「ん?オレはだって、ほら、
お前のがっかりした顔が見れたらそれで満足だから」
真顔で言う男鹿に古市はうなだれた
「いやーお前んち遊びに行ったら誰も出ねーしさ……─」
男鹿は古市に会う前のことを話した
『さすがアクマだよね!』
「ああ」
二人は納得した顔をするが古市は一人呆れた顔をする
「…えーとそれ、逆にお前がリゾートに来るという発想にはならなかったのか?」
『…え?』
「ははっ 何言ってんだ。そんな事しても………………………………あっ」
死ねよもう…
古市は今までにない程呆れた
同時にせっかくの休日を高級リゾートから市民プールへと格下げされた事への怒りも生まれた
ーーーーーー
「──ったくあのやろう、冗談じゃねーよ」
『ごめんね?僕もキがつかなくて…』
古市と霧雲は自販機までジュースを買いに来ていた
「何が悲しくて男三人で市民プールなんて…ふつープールネタつったら水着の女子だろ」
『いや、まわりオンナノコの友達いないし…』
「ヒルダさんでもいい」
『マカイにかえった』
「は?魔界に?」
『うん
あ、アリガト』
古市はジュースを取り出し霧雲にそのジュースを渡す
そして自分の分も取り出し、ふと、横を見ると見知った女子がいた
『わっ この娘なら知ってる』
「千秋ー!!そっちの席座ってるわよ ん?」
『こっちもだ』
邦枝のチーム・レッドテイルの千秋と寧々がいた
千秋はジュースを二本取って寧々の後ろに隠れる
「六道霧雲と、あんたは連れの…」
寧々は眉を寄せた
寧々と千秋が椅子に座ったので古市は霧雲も座らせてから自分も座った
「いやー 偶然ですねー」
『ねーねー、ジョオーは?』
「いないわよ」
「残念だなー
女王の水着も見たかったのに」
「(ストレートな奴…)」
千秋は危機を察知し、何も言わず古市から離れた
「──姐さんは今修業中だからね
遊んでるヒマなんてないのよ」
『しゅぎょー?』
「──………まさか…
花嫁修業ですか?」
本気でボケる古市
「一から鍛え直すって言ってんのよ。あんためんどくさいわね」
『オンナズキだから皆ソッチのほうにいっちゃうの』
「うるさい」
古市は軽く霧雲の頭を叩いた
『ちょっとお手洗い!』
「おー
ナンパされてもついて行くなよ」
『わかってる!』
少し駆け足でトイレに向かった