バブ9
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7月の太陽が降り注ぐ中、男達はいた
垂れ落ちる汗を腕で拭き、壁に付いているスイッチを押した
「ふっるいちくん あっそびーましょっ!」
『あっそびーましょ!』
家の半壊した部分を見る男(?)・霧雲
インターホンから声が出るのを待つ男・男鹿
「……でねーな」
『……でないね』
「アブ…」
「………………ふーるいーちくん、あーそーぼー!!」
インターホンなんか使わずに直に二階に聞こえるように声を張る
しかし家からは物音一つしない
『いないなー』
「チッ 仕方ねー」
男鹿は携帯を取り出し弄り出す
数分弄って口を開く
「家族旅行だとよ」
『えー 古市いないの!?』
霧雲はなんでーと駄々をこねる
「ざけんなよ古市
格差社会じゃねーか」
『?』
格差社会の意味を間違ってるんじゃないかと思ったが何も言わなかった
『あ』
「おや」
「お。おっさんじゃねーか」
たまたま会ったアランドロンに此処で立ち止まっている訳を話す
「ほほう
それはゆゆしき事態ですな
──…よろしい。
私めが一肌ぬぎましょう」
アランドロンはそれだけ言うと消えてしまった
二人はどうすることも出来ず、動かなかった
数分し、アランドロンが現れたと思ったら真ん中から割れ、古市が出てきた
『古市!』
「お きたきた
市民プール行こうぜ!!」
男鹿は本当に嬉しそうに微笑んだ
途端古市は四つん這いで落ち込んだ