バブ1
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その後もいろいろ試してみたのだがけっきょく…
「ゲヒャハハハハッ
ボウズッ蝋(ろう)人形にしてやろうかっっっ!!!」
「ターブー!!!」
男鹿は言葉に表せないような顔をした
─────で、
めっさ なついた
「ア゙ーッ」
霧雲に抱えられている赤ん坊がおたけびを上げた
「…………っ」
古市は呆れて言葉が出ない
「なついた…?
──フン
勘違いも甚だしいな」
声がした方を向くと窓の所にある机に女性が乗っていた
女性は金髪でゴスロリの衣装を着ていて傘を持っていた
「貴様らごときに坊ちゃまがなつくわけなかろう
死ねドブ男(お)」
「……」
「……」
『……』
「ゔぉおおおいっっ!!」
古市の声が家の外にまで響く
「(何…!?
どなた……!?)」
古市は驚きのあまり腰を抜かしてしまった
「あ゙ぁ!?誰だ、こら
誰がドブ男だ」
『そうだ!辰巳のわるぐち言ったらおこるんだからね!!!』
「いきなりどっからわいてでたんだ、ボケ
つーか、そこおりろ。あとくつぬげ
人んちでえらそうにしやがって」
「お前んちでもねーだろ(なんでどーじねーの?こいつら…)」
女性は男鹿の言葉を無視した揚句に鼻で笑い、赤ん坊を持った霧雲の前に立った
「さぁ坊ちゃま参りましょう。ヒルダがお迎えに上がりましたよ」
「(迎えに…?)」
「ダ」
『え?』
赤ん坊は霧雲の白ランを掴み、女性を拒んだ
女性は目を見開き固まってしまう
「プッ いやがってますなー」
意地汚い笑みで女性を見る男鹿
「…えーと…坊ちゃま?ほらっ、行きますよ!!」
女性は赤ん坊の足首を掴み引っ張りだした
赤ん坊は霧雲と男鹿の服を掴み離さまいとした
「おいっ男鹿、その人は迎えに来てくれた人なんじゃ…」
「いい加減にしないと…」
「だー────ッ!!!」
いきなり赤ん坊から電気が流れ出し、女性は感電してしまった
ーーーーーーー
ーー
ーーーーーーーーーー
「──失礼しました」
机を挟んで座る事になった
女性は正座をし、少し頭を下げる
「─…私(ワタクシ)、その赤子に仕える侍女悪魔
ヒルデガルダと申します」
「「『…………』」」
悪魔?
古市はいかにもごつそうな怪物を思い付き、男鹿はひ弱でセコそうな悪魔を思い浮かんだ。そして霧雲はD.〇れのAK〇MAを浮かべた
「──そしてその方は、我々魔族の王となられるお方。
名を…
カイデル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世
つまり、魔王でございます」
ヒルデという女性が言い終わると、烏が飛び立ち、ジャングルにいた象が鳴き、宇宙の映像が映しだされた
「……」
「………」
『…………』
魔王!?
古市は先程の悪魔よりも強そうな怪物を思い浮かべ、男鹿は魔王ではなくマモーが頭に浮かんだ
霧雲に至ってはベルゼバブと呼ばれた赤ん坊を見て目をキラキラさせて見ていた
「へ…へー…
まあ、アリだよね…
アリ…フフフ」
「(あ、くらってる)」
おいおいマジか?悪魔とーりこして魔王かよ!!
つーか魔王てっ!!!
んな事いったって、おめーさっきのバリバリどーすんだ!?説明できんのか、ボケ!!
ハァ!?お前がボケだボケ!!
なんで二人ともひーてるの?
いや、魔王じゃん。てか霧雲、魔王の意味、わかってる?
魔王?あたりまえじゃん!地球をほろぼすゆーしゃ、でしょ?
いやいやいや、勇者ではねーから。どっちかってーと悪い奴らだから
「え…えーと」
古市が手を挙げてヒルデに聴きだした
「いいんですよ。そーゆー設定、説明とかは。ほんと
正直もうスルーです。
オレ達、この子を連れて帰ってさえくれたらそれで。もう…はい」
古市の言葉に男鹿は頷き、霧雲はえーっ!もっと一緒にいよーよー。とブーイングをつける
「─…いえ、それは無理でございます。
何故ならばあなたがたは選ばれてしまったのですから…」
ヒルデは男鹿を指差し、その後に霧雲を差した
「魔王の親に」