バブ8
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雲行きが怪しくなる
寧々、千秋、男鹿、霧雲、ベル坊が睨み合う
───…ベル坊?
ベル坊は男鹿の背中から降り、男鹿と霧雲の反対側へ手と足を動かす
「ヴ~~」
「シャアアアア」
「ヴー」
「フー~~ッ」
威嚇をするベル坊と 猫
「シャー─ッッ!!!」
猫の前足がいくつにも見える程の速さで爪を鋭くさせ、ベル坊に猫パンチを喰らわせる
「アダッ!!ダッ
アー────ダダダダダダダダダダ」
ベル坊も猫に負けない速さでパンチを繰(く)り出す
「オァダァッ!!」
ベル坊は猫に一度も怪我を与えていないが赤ん坊だ
カッコヨク決め手を取った
しかし右拳は猫に噛まれていた
「………」
ベル坊は涙目になった
「『ベル坊ー─っ!!!』」
「よわっ」
『でぇい はなれろ!!このしょーわるネコちゃんがっ!!』
「ミ゙ャアアア」
「いたっ ちょっ何で俺…」
男鹿と霧雲は必死になって猫を離させる
古市は呆れて目が点だった
「ちょっと勝負…」
「今それどころじゃねー─よっ!!」
今まで相手にされなかった寧々は二人に話し掛けるが男鹿はそれどころではなく牙をむいた
「泣くなベル坊ーっ!!
傷は浅いぞおぉっっ」
「ヴーッ」
『辰巳、ネコちゃんがーっ』
「あっ…こらっ!!
待ちなさい!!」
男鹿はベル坊を抱えて取り敢えず保健室に向かった
しかし男鹿の頭には先程の猫がまだ噛み付いており、霧雲はそれを剥がすために男鹿を追った
残された寧々と千秋は呆然として立って、見物していた夏目はやらないのかとつまらなそうにしていた