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「まてまてまて」
銀髪のイケメン(?)男子の古市貴之が話を一旦とめた(なんで?が付いてんだよ。by古市)
『「む/ふぇ?」』
ボサボサの黒髪でキリッとした顔をしている男鹿辰巳と、ピンクの髪色をしていてクリクリ目な可愛らしい六道霧雲の頭に?(クエスチョンマーク)が浮かんだ
実はこの二人は恋人同士でよく二人でいる
「"む"でも"ふぇ"でもねーよ。誰が心優しくてもてもてだ。いや、霧雲ちゃんは可愛いけどさ。
それに開口一番"全員土下座"って、お前ら暴君じゃねーか!!」
「ばかめ。古市、お前ばかめ。
お前の母ちゃんでべそ!」
「でべそじゃねーよ」
『辰巳、それはひどいよー』
「すまん」
古市の言葉は無視するが霧雲の言葉にはちゃんと謝った
「いいか?よく考えてみろ。
オレが理由もなく人を土下座させる様な男だと思うか?」
「うん」
男鹿は古市の一言でキレた
「そうかそうか。続きが聞きたいか!!」
「いででで ギブギブッ」
霧雲は、あ、首締められて蛙さんの口になってる、面白ーい!と思いながら仲良いねぇ~と言っていた
―――
河原には男鹿と霧雲が立っていて、その前にはぼろぼろになった5人の男が土下座している
「…いや、本当さっきは調子こいてすみませんでした。
石高の無敗伝説の男鹿くんがこれまた無敗伝説の六道くんの膝の上であまりにも無防備に寝てたもんだから…ついチャンスかと思って…」
「チャンスじゃねーよ」
『あれ、僕達じゃなかったしんじゃってたよ!!』
霧雲は襲ってきた男達を睨んで鉄骨の刺さっている鞄を指差した
「いやー、本当にねぇ~。
死ねばよかったのに…」
土下座をしながら満面の笑顔を見せる男に男鹿も吊られて微笑む
―心優しい若者は
川に洗濯に行きました―
「落ちるかなー、この汚れ」
男鹿は毒を穿いた男の足を持って頭から川に突っ込んだ
「ちょっゴボゴボボ ガボッ ゴボッ…死ぬっ」
「(悪魔だ)」
「(ひでぇ…)」
「(アクマ)」
後ろから見ていた男達は思った
『辰巳そんなんじゃ駄目だよ!僕に任せて!』
そう言って霧雲は男鹿が持っていた男の片足の足首を掴み、振り回した。
男は水面に顔が当たり真っ赤になっていく
「(こっちの方が悪魔だった!)」
「(こえぇ…)」
「(マオウ)」
―すると
川上の方から
大きな…
大きなおっさんが
どんぶらこっこ
どんぶらこ…
「はい
ストー――――ップ!!!」
古市は手を上げて、話を中断させた
「えーと…何?この話…どこへもっていきたいの?
つーか何だ!?大きなおっさんって…」
『流れてきたんだから仕方ないじゃん』
言いながら霧雲はココアを口にする
「流れてこねーよそんなもんっ!!!」
「いや…確かにあれはオレ達も超びびったよ。
実際他の奴らは一目散に逃げてったからな」
一方の男鹿はコーヒーを口にする
「そりゃ逃げるだろ、普通…
いやいや、てゆーかマジなの?これ…
ついてかなきゃいけないの?」
「おう しっかりついてこい」
『ついてこいっ!!』
「続きいくぞ」
「くっ 待てっギリギリのリアリティーをもさくする」
古市は右の人差し指を頭に付け、考え出した
古市の考えたのは、
おっさん…
↓
川原…
↓
ホームレス…!!
との事だった
古市はよしっ、こい!!と言って男鹿に話させた
―――
心優しい若者はたった一人で大きなおっさんを引きあげた
(霧雲は見てるだけ)
そして―――…
二つに割ると
中から元気な男の子が「割るなー―――――っ!!!」
またもや古市に遮られた
三人の間に変な空気が流れる
三人で見つめあう
『二つに割ると~♪』
変な空気はすぐに霧雲によって消えることになった
古市は大きく空気を吸う
「割 る なー――――っ!!!」
『わぁ!くちの中に古市がいるー!!』
霧雲は古市の大きく口を覗き込んだ
「いや、ジッとそんなに見ないでくんない?」
「…若者はいいました
「おおっ なんてかわいい赤ん坊「もういいよっ。!無理無理っ 誰もついてこねーよ、そんな話!!
読者なめんなっ!!」
『どくしゃなんか知るかっ!!
ボクはボクのやりたい事をやるっ!!』
「読者馬鹿にすんじゃねー!謝れ!!
てか意味わかんねーよ」
「――ったく、まじめに聞いて損したぜ。お前が珍しく相談があるとか言うから…
わざわざ時間さいてんのに」
古市は鏡の前でTシャツの上からワイシャツを着る
「いやいや、まだ続きがあるんだって」
「しるかっ!!
オレはこれからデートなんだよ!!お茶のんだらさっさと帰れ」
『そーいわずにきいてって』
「これからが大切なんだから」
「てめーらのヨタ話につき合ってる暇はねーつってんだろ!!
そんなに続けたけりゃその赤ん坊連れてきてから言ってみろやボケッ」
『連れてきていーの?』
「おお 連れてこれるもんならなあっ!!」
古市は言ったそれが覆される事になったのは霧雲が廊下から赤ん坊を持ってきたからだ
「アダッ」
赤ん坊は緑の短髪で、黄色いおしゃぶりをしゃぶっており、服は全く着ていなく全裸だった
「いやー、話が早くて助かるわ」
男鹿は椅子から立ち上がり霧雲の隣に立ち赤ん坊を指差した
「な、本当に赤ん坊だろ?」
「ダーッ」
赤ん坊は嬉しそうに両手を上げた
一方古市は冷汗をタラタラと流し固まってしまった
「お…」
『お?』
人形の如く、首をギギギ…と男鹿と霧雲の方に向ける古市
「おのれらはずっとこれを部屋の外に待機させとったんかー――――っ!!!」
「いきなり見せたらびっくりするだろぉーがー!!!」
『古市のためをおもったんだよー!!』
「ダーブーッ!!」
古市は床に手を付き四つん這いになり、男鹿と霧雲の事を呆れた
「なんで連れてきてんの。しかも人ん家に…」
「さて、古市君約束だ」
『はなしの続きしよーね』
―――
心優しい若者達は驚きました
「もういいよ、それ、腹立つんだよ!!」
―――――――
―――
数時間前
心優しい若者は驚きました
「(うーむ…
何だこりゃ?
まいったぞ どーする…)」
┌── おが ──┐
│ │
│→ たたかう │
│ │
│ にげる │
│ │
│ おどす │
│ │
│ なかす │
│ │
│ ころす │
│ │
└────────┘
『ころすのはんたーい!!』
「わ、わかってる…」
二人でボソボソと話していると、赤ん坊がハイハイをしながら近付いてきた
「(おちつけ。オレは大人だ。大人として対応するのだ
よし)やぁボク迷子?」
赤ん坊に顔を近付け、笑おうとした男鹿だったが、実際には全く笑えていなく、喧嘩を売っているような顔をしていた
「……」
「………」
『…………』
男鹿もイメージとは外れたようで、一人で悩み出した
そんな男鹿を霧雲と赤ん坊はキラキラした目で見ていた
「(顔?顔か…)ちょっとまて」
男鹿は顔をごしごしと拭き、また赤ん坊に顔を向け、
「よぉーし、よしよし
こっちにおいでー(こうか?むずかしいな)」
今度は口が笑っているが目が笑っていなく、顔の影が濃くなっていた
「ちがうちがう。もうちょいタンマ(目だ。目が笑ってねーからだ)」
男鹿は背中を向け笑顔の練習をしだした
『(辰巳カッコイーっ!!!)』
霧雲は顔を赤らめていた