バブ5
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小さな音がしてこの部屋で一つしかない出入口の扉が開く
中に入ったのはいかにも糞真面目そうな男と、霧雲より少し背の高い男の子
「こんにちは。面会するのはお久しぶりですね」
日向が霧雲を連れて姫川親子の前へ行く
「そうだな
──…と、その子は君の娘かね?」
姫川の社長が霧雲を見ながら日向に問う
『むすめ……!?』
小さい声で驚いた声で言う霧雲に日向が笑った
「はい。」
ニッコリと微笑んで頷いた
「ほら、霧雲挨拶して」
日向は背中に隠れていた霧雲を押して前に出させた
『あ、え…と、りくどうむくもです』
霧雲は姫川社長を見てから御曹子の方を見た
────
『あの頃と変わっちゃったよね』
「あ゙?」
『ちゃらんぽらんになった』
「うっせーよ
テメーはかわんねー」
『なっ!!変わったもん!』
姫川を睨めつける
「恐かねーよ」
姫川は霧雲の頬を抓(つね)った
『いひゃいー』
「ぶっさいくだな」
『ひょれはひめきゃわがひっはるかりゃー』
「うるせー」
姫川はもう片方の開いている方もつまんだ
二人のやり取りは周りから見たらただのいちゃついているにしか見えなかった
「よしっと……ちょっと待ってろ」
二人の話に一段落着いたとき、姫川が霧雲を床に置いて歩き出した
『姫川?』
「お前の連れが起きたみてーだ」
『(つれ?)! 古市!!ヒルダ!!』
古市は膝立ちで、眠っているヒルダを見ている
姫川は古市とパーカーを着た男・アシッド鈴木が話している時にヒルダの縛った髪を掴んでヒルダの顔を見た
何か姫川と鈴木が話していた
そして蹴られる鈴木
「余計な事してんじゃねーよ。オレの完璧な計画が狂ったらどーしてくれんだ?コラッ
てめぇ責任とれんのかっ!?あ゙ぁ!?」
姫川は倒れた鈴木を蹴りまくる
そして騒がしい音で目を覚ましたのかヒルダと古市が話していた
「さてと、男鹿くんを呼び出してーんだが…ケータイかしてもらおーか」
姫川は鈴木を蹴るのに飽きたのか、鈴木が持ってた銃を持ち、ヒルダに詰め寄った
「ケータイ?何だそれは?そんな物持っておらんぞ」
ヒルダは動かない体で姫川を見る
「そーかい」
姫川は持っていた拳銃をヒルダに向ける
「お…おい
何する気だ」
『ヒルダに何かしたらユルサナイよ!!』
「サービスサービス」
銃の引き金を弾く
銃口から液体が出てきてヒルダのスカートにかかる
スカートはみるみる溶けていき太股が大胆に見えている
そして肩の部分にもかけて溶かす
「おいっ やめろ」
「だまってろ」
「おー─────っV
楽しいな コレ」
「うーん 困った…
本当に持ってなさそーだ」
『ひめかわっ!!!ケータイならボクが持ってる!ボクのを使えばイイだろ!!』
「(霧雲が本気で怒ってんの初めてだ)
────…だよねー」
姫川は霧雲のズボンのポケットから携帯を取りいじくる
何回か押して携帯を耳にあてた
「もしもーし男鹿くん?」
<<誰だてめー?##NAME1##じゃねーな>>
「あー いーよ
いーよ そーゆーリアクションは
用件だけいうからアホみたいに聞ーてろ
君の彼女とヨメと友達はあずかりました
返してほしけりゃ今からゆートコまで一人で来い」
それだけ言うと姫川は携帯のボタンを押して閉じた
携帯を霧雲のポケットに入れ、まだ動けない霧雲を抱き寄せた