バブ5
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
潮が人工で出来た壁にぶつかり音がする
男鹿とベル坊は遥か彼方をみており、古市と霧雲は長い棒を持ち、棒の先についている糸を水の中に入れている
──と、ここまでの件(くだり)はいいとして4人は海にいた
「いいかベル坊」
「ダ」
「男ってのはな、一度決めた事は貫き通さなきゃならねぇ
わかるな?」
「ダ」
「オレはもうケンカしねぇ」
ベル坊は何も言わずに男鹿を見る
「人もなぐらねぇ。
土下座もさせねぇ。
スーパーいい人と呼ばれる様になろう」
「それは普通の人」
『人に親切になるっていえばいいのにね』
「だからお前も約束しろ。
もしもオレがそれを守れたらそん時はもう絶対に泣かねぇってな」
『(カッコイイ////)』
「男と男の約束だ
できるか?」
「……………
ダ!」
ベル坊は男鹿の話がわかったのかわからないのかわからないが(←こんがらがる)元気のいい声で頷いた
「ほらほら」
「やっぱ男鹿くんと霧雲ちゃんだ」
「ぶっ殺しにきましたー」
不良が絡んできた
男鹿は走って逃げるが、挟み打ちされる
しかし、海に飛び込んで泳いで逃げた
そして取り残された霧雲と古市に目が向いた
「(オレも泳ぐか…)」
『たつみがおいてったぁー──!!』
霧雲は不良なんか目にもくれず男鹿が泳いで行った方を見て叫ぶ
「少しは危機感をしれ」
古市に叩かれる霧雲
不良が二人に近付く
そして不良が向かったのは古市だった
「よー お前いつも男鹿とつるんでるよな?あいつのヨメのケータイバンゴー知ってるか?」
『ヨメって僕のこと?
ねぇ、そうなんでしょ!?』
「うるせー 黙ってろ」
『んだよー
ふざけんなよ、ボケ
辰巳の彼は僕なんだからヨメだってムコだって僕のことなんだからねー!』
「霧雲!黙ってろ、な?」
古市は霧雲を背中に隠す
「知らねーっスよ、つーか持ってないと思いますよ?ケータイ」
不良は顔を近づける
「あの、暴力とかなしにしません?
霧雲は違うけど、見てのとーりオレ、ケンカ弱いんで」
ゴッ
『ふるいちっ!!』
古市は不良に殴られた
「すかしてんじゃねーぞ
腰ギンチャクが
知らねーなら本人連れてこいや」
ガッ
「っ!!?」
飛ばされる不良
『何古市に傷つけてんの?』
拳で殴った後の格好をして不良を睨む霧雲
大きい目だからよくわかる瞳孔が開いた瞳が見えた
霧雲は1番近くにいた不良に回し蹴りをいれ、次々と不良達を倒していく
古市の方に行く不良をいち早く見付けアッパーカットを食らわした
殴られそうにもなるが避けて鳩尾に拳をいれる
「何をしている」
『?』
霧雲と古市、そして倒れていない不良達が声のした方を見る
そこには何も分かっていなそうなヒルダだった
「?
男鹿と坊ちゃまはどーした?」
「『ヒルダ(さん…)!』」
ゴッ
『ふるいちー!』
古市が頭をバットで打たれ気絶してしまった
そして油断していた霧雲は後ろから腕を掴まれ口にハンカチをあてられた
『ん゙んーン゙~』
必死に抵抗するが体格が全く違う為意味がなかった
段々力が入らなくなり、頭がクラクラしてきた
そして霧雲も意識を飛ばした