第1章
夢小説設定
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「それになぁ、ここいらの仲間(インド人)は皆貴族(おまえら)に恨みがあんだよ
俺達を英国(こんなとこ)まで連れて来たクセにモノみたいに捨てやがって!お前ら英国人は全員身勝手だ!!」
「そうだ!」
「そうだ!!」
「そうだ!!」
『ひていはできませんね』
「##NAME1##、黙っていろ」
シエルの言葉にハーイと頷き口を閉じる
##NAME1##達を囲っていたインド人達の言葉をぼーと見ていると、綺麗な身なりをしたアジア系の人物が交ざってきた
後ろには従者を遣えている事から位の高い者だと思われる
「人探しをしているんだが、こういうインド人を見かけなかったか?」
園児がいたような人物画を見せてきたが男か女かもわからない程酷い絵だ
「テメエ邪魔すんじゃねぇよ」
「テメエとは無礼な。俺が声をかけてやってるんだぞ
…ん?」
身なりの綺麗な男はシエルに気付き、同胞のインド人に加勢してやると言い、後ろに立っていた従者・アグニにシエル達を倒せと命令した
アグニは拳に巻いてある包帯を取るとセバスチャンに攻撃を仕掛けた
##NAME1##は呆然として見ていると腕を後ろに引かれた
「##NAME1##ちゃん、よくわかんないけど取り敢えず逃げよっか」
『は、はい!』
##NAME1##の腕を引いたのは劉で、身体を持ち上げられたと思ったら建物の屋根にいた
『シエルたちを助けなくていいんですか?』
「執事くんがいるんだから大丈夫でしょ?」
『まぁ、それもそうですね』
下を見るとシエルが何やら怒鳴っていた
するとアグニは絡んできたインド人達を倒していった
数分後、山積みになったインド人を余所に身なりの綺麗な男は去っていった
「やー、すごかったねあの二人!」
劉は屋根の上からシエルに声を掛ける
「今まで何をしていたんだお前は」
「隙をみて助けに入ろうとしてたんだよ?」
『助けようとしてませんでしたよね?』
劉は笑って誤魔化すと、##NAME1##を抱き抱えて地面に降りた
「それにしてもあの二人一体何者だ?」
「ここいら(イーストエンド)の住人じゃないのは確かだね。やたら身なりもよかったし」
『この人たちをどーほーと言ってましたしインドの方ですかね』
「何はともあれ、まずはこの方達を市警(シティヤード)へ届けるのが最初の仕事になりそうですね」
倒れたインド人達を警察へ届けてからタウンハウスに戻ることになった