第1章
夢小説設定
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「その呼び方はあまり好きじゃないんだけどなあ
堅苦しくてさ」
『なんてこと言ってんですか』
マフィアの幹部ということはマフィアにとっては憧れの地位だ
それを堅苦しいだけで嫌だなんて##NAME1##には理解出来なかった
##NAME1##は守護者(幹部)と呼ばれる者になりたいのだから余計にだ
「東洋人街の管理はお前に任せてある
この街の出入りの人数は把握しているんだろうな?」
「勿論伯爵のご命令通りにやってるよ
この国の裏社会で"商売"させてもらうためのショバ代だからね」
「じゃあ」
「それより先に我も伯爵に一つだけ聞きたいことがある」
『「?」』
「その事件って何?」
シエルは落ち込み、セバスチャンと##NAME1##は呆れた顔をした
「─なるほどねぇ」
劉に事件の話をし、東洋人街を歩いていた
「そのイタズラっ子を捕まえたいわけだ」
「まだ死人は出てないが、ジェントリ(上流階級)や軍人ばかりが狙われるのでな」
「下々の者に示しがつかんってことか」
劉の言葉に##NAME1##は頷いた
「ところで大分歩いていますが、インド人達が根城にしている宿はどのあたりで?」
セバスチャンは周りを見渡す
「ん?
あっ ごめん、話に夢中で迷ったっぽい!
はっはっはっ ウッカリさん★」
テヘッといって自分の頭を軽く叩く
『ムカつく…』
小さく劉を睨み付ける
「とりあえず一度戻って、
つっ」
シエルが振り返った時、後ろにいた人にぶつかってしまった
「す…「イッテェー─!!肋骨にヒビが入ったぁー──ッ」∑なっ」
インド人らしき者は腹を押さえる
しかしぶつかったくらいで骨が折れるわけがない
セバスチャンは息を大きく吐いた
その間にもインド人は周りの者(と、いっても同じインド人)を集め、4人を囲むようにした
「こんなトコ(イーストエンド)にしちゃあヤケに身なりがいいお坊ちゃんだな。貴族か?」
絡んできたインド人がシエルの胸倉を掴む
シエルはすぐに手で払った
「ぶつかられた慰謝料もらわないとな!!身ぐるみ一式置いてきな!!」
「……」
「これはまたベタなチンピラに掴まりましたね、坊ちゃん」
いろいろ言っているが聞かずに三人で話し合う
『どーします?』
「どうもしない
セバスチャン、早く片付けろ」
「御意」
セバスチャンは手袋をきつくはめ、シエルの前に出る