第1章
夢小説設定
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##NAME1##は応接室の椅子に座って、向かい側にいる男を見た
『向こうで何かあったんですか?』
「知人がちょっとな…」
部屋の中だというのにボルサリーナを被った男・リボーンはこの屋敷の主を見て言葉を止めた
「おい、出てけ」
「それがファントムハイブに対しての言い方か」
この屋敷の主、シエル・ファントムハイブ伯爵はリボーンを睨んだ
「此処からはマフィアの話だ。ガキは向こう行ってろ」
「今は##NAME1##は僕の家の者だ。僕が聞いていたっていいだろう」
先程からずっとこの会話が繰り返されているような気がする。否、気がするという話ではない
『シエル、出ていってください』
「そうだ。出てけ」
「ダメだ」
シエルはリボーンの事を信じていない
顔から怪しいらしい
「ハァ…
もういい。此処にいてもいいがゼッテーに口出しすんじゃねーぞ」
「わかった」
リボーンはただのガキの我が儘くらいにしか考えず、傍に置いておくのを許した
「じゃあ本題に入るぞ
##NAME1##、ルーチェは覚えているよな」
『はい。ちいさいころからせわになっていましたしね。ジッリョネロファミリーのボスでしたよね
』
「ああ。そのルーチェが未来を読んだ」
『!』
「?」
##NAME1##は目を開いたがシエルには訳がわからなかった
それもそのはず、言葉を英語からイタリア語に変えたうえ、早口で言ったから
シエルもイタリア語は喋れるが元はイギリス人。
早過ぎると聞き取れないみたいだ
「何て言ったんだ?」
「その内容を言いたかったんだがな、コイツがいるから無理だな」
リボーンはシエルの言葉を無視したうえ、シエルを睨んだ
「オレは帰る。また今度来るな」
リボーンは椅子から立ち上がり##NAME1##の頭を撫でた
『今度来た時は必ず教えてくださいね』
「分かってる
それと、これは誰にも言うな。そこの執事もだぞ」
リボーンはシエルの後ろに控えていたセバスチャンを見る
「承知しました」
「じゃあな」
頭を下げているセバスチャンを尻目に部屋を出ていった
『リボーン!』
##NAME1##はリボーンを追って屋敷から出てきた
「##NAME1##?どうしたんだ?」
『また、集まるんですか?』
リボーンは何の事だがわからなかったが、思い出したみたいで頷いた
「…ああ」
『私も行っていいですか?』
「……分からない
だけどルーチェがいいって言うなら」
『分かりました
もし、よかったら電話してください』
「ああ」
リボーンは馬車に乗って帰っていった
その頃、シエルはセバスチャンと話していた
「あいつは何と言っていたんだ?」
「さぁ?」
ニッコリと微笑むセバスチャン
「教えろ」
「お答え出来ません
私は##NAME1##様に嫌われたくありません」
なおも笑顔で答えるセバスチャン
「…答えろ。命令だ」
「…仕方ありませんね……」
セバスチャンはシエルの我が儘に困った顔をした
『セバスチャン、いってはいけませんよ』
「「##NAME1##(様)」」
部屋の扉の前に立っている##NAME1##がいた
『このことはシエルにはかんけーありません
セバスチャン、これはたにんに知られるとある人のいのちがあやうくなるんですよ。
だからゼッタイだれにもいわないでください。アルジでもあるシエルにも』
##NAME1##の真剣な顔に二人は声が出なかった
##NAME1##は部屋を出ていった
「(人間なのに未来を読める…?)」
セバスチャンはリボーンの言葉がずっと気になっていた
更新10.02.17