第1章
夢小説設定
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今日はマダムの葬式がある
だが、
「##NAME1##様。##NAME1##様」
扉の向こう側から聞こえるセバスチャンの声
だが、##NAME1##は返事を返さない
「##NAME1##様、入りますよ?」
それでも何も喋らない##NAME1##
「……失礼します」
セバスチャンは中に入る
中入り、セバスチャンはベットの上丸まった物を見る
「##NAME1##様、今日は…」
『いかない』
「………」
『わたしが行ったって意味ないです』
「…本当にそうお思いですか?」
『……』
「自分のせいで亡くなってしまったと思っているのですか?」
『っ…じっさいにそうじないですか!』
「だったら尚更葬式には出るべきです」
『っ…』
顔を歪める##NAME1##
「貴女は一々相手の死を自分のせいにして殻に閉じこもっているんですか?それはマダムレッドの死を認めない、無駄にするという事ですよ」
『っそんなことしない!』
##NAME1##は起き上がりセバスチャンを見る
「…なら葬式に行きましょう?」
『…………はい』
##NAME1##は着替えて外に出た
そこには既にシエルがいた
『しえる…』
「##NAME1##…
もう怪我は大丈夫なのか?」
『普通にしてればもういたみません
きずは残るでしょうがね』
「……すまん」
『気にしてません』
それだけ言い、シエルを抜かして馬車に乗った
教会に着き、シエルは赤いドレスを持って中に入る
やはりと言うべきか辺りがざわめく
シエルに気付いたのかリジーがシエルを見た
「##NAME1##…」
『……』
シエルは俯いている##NAME1##の腕を引っ張って進み出した
『シエル…っ…』
「逃げるな
現実をしっかりと受け入れろ」
シエルは##NAME1##をマダムの前に押し出す
『マダム…
ありがとうございました
マダムの御蔭で…』
私は命というものを初めて知った
命は一つしかなく、なくなればもう動かない
命の重さを知った
##NAME1##はマダムの頬に口付けた
そして、次にシエルはマダムに赤いドレスを被せる
「──貴女に似合うのは情熱の赤
地に燃えるリコリスの色だ」
シエルは顔をマダムの顔に近付けた
「##NAME1##」
『……』
##NAME1##は上を向いて目を閉じた
赤い、赤いリコリスの花びらが一枚
赤いリコリスの花びらが沢山降ってきた
「『────おやすみ
マダム・レッド』」
更新10.01.24