第1章
夢小説設定
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「さて、」
セバスチャンはそういってコートのボタンを取り、シエルと##NAME1##を引き寄せ、二人にセバスチャンが着ていたコートを被せた
「なにっ「あまりお体を冷やされませんように」
シエルはコートを取ろうとしたが、セバスチャンの笑顔に制されてしまう
「街屋敷(タウンハウス)に戻ったらホットミルクでもおいれ致しましょう。蜂蜜かブランデーで甘みをつけたものを」
「……」
『…はい。』
##NAME1##が小さく返事をすると、セバスチャンの後ろの方から機械が動き出した音がした
「そんな簡単に帰してあげないわヨ
死神の鎌(この子)もアタシも最近手ごたえのない獲物ばっかりで欲求不満気味なの…よッ」
グレルはかなり高く跳び、チェーンソーみたいな死神の鎌を振り上げる
セバスチャンはシエルと##NAME1##を突き飛ばし、いた場所から退かした
そしてセバスチャンも避けた瞬間、グレルの死神の鎌が地面を削っていた
『シエル、大丈夫でしたか?』
「あ、あぁ」
##NAME1##は咄嗟(とっさ)にシエルの手を掴んでいたので、倒れる事は免れた
グレルはそんな二人のやり取りなど見ていなく、セバスチャンに攻撃を入れていた
##NAME1##が見るとセバスチャンは死神の鎌を街灯の棒で防いでいた
しかしグレルが力を入れた途端、街灯は真っ二つになっていて、セバスチャンの腕にかなり深い傷が出来た。そこからレコードが流れ出した
レコードにはシエルと出会った時から、##NAME1##と一緒に猫と遊んでいるところ、この前の誘拐事件など、様々なことが流れていた
「――どう?」
レコードが流れなくなった後、グレルが口を開いた
「ドラマティックな痛みでしょう。今のは死神の能力、"走馬灯劇場(シネマティックレコード)"
死神達(アタシ達)はお上から配られたリストの死亡予定者の記憶を"走馬灯(レコード)"で再生して審査するの。どういう人間でどういう人生だったか、
生かすべきか、
殺すべきか
死ぬ間際に走馬灯が走るなんて言うけど、それは死神(アタシ達)がその人間の"記憶"を再生しているに過ぎない
コイツは死んじゃってイイかな…って奴は……
死神の鎌(デスサイズ)で記憶も魂も体から切り離して【おしまい】よ」