第1章
夢小説設定
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「ぎゃああああぁ」
「「『!!』」」
メアリ・ケリーの家から悲鳴が聞こえた
「行きましょう!」
セバスチャンの掛け声に三人はメアリ・ケリーの家に走った
シエルが家の扉を開くと血が飛んできてシエルの頬についた
「いけません!」
セバスチャンはシエルの目を隠し、中を見えないようにした
だが、シエルは一瞬だったが中を見ていた
臓器が飛び出し、血に塗れたメアリ・ケリーが
シエルはその残酷な光景を見て吐いてしまった
『ずいぶんとはでにちらかしましたね』
皮肉なことに血を見る事に慣れている霧雲が前に出た
「そうですね
"切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)"
――いや、
グレル・サトクリフ」
中から血塗れの、マダムの執事、グレル・サトクリフが現れた
「ち…違います。コレは…叫び声に駆け付けた時にはもうっ…」
「もう…何ですか?
私達は唯一の通り道にずっといたのですが
貴方は一体何処からその袋小路の部屋へ入られたのです?
・・・・
そのお姿でしらばっくれるおつもりですか?」
グレルについている血が一滴垂れた
「もういいでしょうグレルさん
…いや、"グレル・サトクリフ"さえ仮の姿でしょうが
くだらないお芝居はやめにしましょうよ"グレル"さん
"貴方の様な方"に人間界(こちら)でお会いするのは初めてです
お上手にそれらしく振る舞われていたじゃありませんか」
「お…上手…?
ンフッvそー―お?」
ニヤッと笑うグレル
完璧いつもの執事の雰囲気ではなくなっている
「そうよ
アタシ女優なの
それもとびきり一流よ」
髪に縛っていたリボンをとり、丸い眼鏡をとり、櫛を取り出し髪をとかしていく
そうするとどうだろう
黒髪の黒い色が流れていき、赤い髪が現れてきた
そして付け睫毛をつけ、黒い手袋をつける
「だけどアナタだって"セバスチャン"じゃないでしょう?」
「坊ちゃんに頂いた名前ですからセバスチャンですよ…今はね」
「あら忠犬キャラなのね
色男はそれもステキだけどV」
そして髪と同じ色の縁眼鏡をつける
「それじゃ改めましてセバスチャン…いえ、セバスちゃん、霧雲ちゃん
バーネット邸執事
グレル・サトクリフで
ございマス★」