第1章
夢小説設定
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切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)再び現る!
被害者はアニー・チャップマン
またしても娼婦が犠牲に
「どういうことだ!?
子爵は昨夜どこにも行っていなかった!」
バンッと机を叩き付ける
「たった一人の容疑者が殺人不可能となると…模倣犯…否、最初から複数犯の可能性もあるね」
「子爵はハズレだったってこと?」
「また降り出しだ…
もう一度絞り直す
セバスチャンリストを」
「畏まりました」
『………』
霧雲が空を見ると黒い雲が空を覆い、雨が降り、雷が鳴っていた
「ロンドンの人口だけで450万人
社交期(シーズン)にはもっと人が増える
条件をゆるめただけで容疑者の人数はふくれ上がる」
シエルは書類を見ながら溜息をつく
「まだやってるの?」
『すこしやすめば……?』
「マダム・レッド、霧雲」
「あんまり根つめてもイイ事ないわよ
息抜きにはコレやらない?」
マダムはチェスセットをシエルに見せた
「懐かしいな…」
「でしょ?
シエルが来るから物置から引っ張り出しといたの
さ、休憩休憩!」
マダムは机の上にあった書類を全部床に落とし、チェスセットを机に置いた
「夜ですので…ローズヒップのハーブティーをご用意しました」
マダムの執事、グレルはシエル、マダム、霧雲にハーブティーを差し出す
三人はカップに口をつける
「「∑!」」
「まずー――い!!
なんでハーブティーがしょっぱいのよ!!
あんたそれでも執事なの!?」
「ハヒッこれでも執事ですゥゥゥ!!」
「塩…?」
「……」
角が出そうな程怒りまくるマダムに怯えるグレル
それにセバスチャンは田中がレモネードに味の素をいれていた時のことを思い出す
『………』
「∑霧雲これ、大丈夫なの!!?」
マダムは先程から黙っている霧雲を見て驚いた
なんせ、グレルが入れた塩辛いハーブティーを平然と飲んでいたからだ
『…………へ?……
………あれ、…これしょっぱい………………………』
「「「…………ι」」」