第1章
夢小説設定
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霧雲とシエルがいる部屋の外では騒がしい
「霧雲、大丈夫か?」
『だいじょーぶです。そんなにしんぱいしないでください』
そう言う霧雲だが少し無理をしていた
しかしシエルに迷惑をかけまい、足手まといにはなりたくないという気持ちが高ぶっていた
『それよりそとがさわがしいですね…』
「フン どうせ無駄骨になるというのにな」
『?
というと?』
「セバスチャンが迎えにくる」
『!』
セバスチャン相手に普通の人間が勝てるわけない
敵の殲滅は速そうだ
その間も音はだんだん大きくなっていて、近付いてきているのだと悟った
暫くすると外は静かになり時計の秒針の動く音しか聞こえなくなった
――カツン
その時、一つの足音が聞こえた
その足音は段々近付いてきた
扉の前まで音は続き、止まった
ギィィィィ…
扉が開く
「お邪魔致しております」
「……!?」
アズーロは入ってきた相手に銃を向ける
「主人と客人を迎えに参りました」
「(燕尾服(パトラー)!?)」
入ってきたのはシエルの執事、セバスチャンだ
「は…は
驚いたな
あれだけの人数一人でヤっちまうなんて
参ったね
どんな大男かと思えば燕尾服の優男(ロメオ)とは
あんた何者だ?ファントムハイブに雇われた殺し屋(ジョプキラー)か?
特殊部隊(SWAT)上がりの戦争屋か?ただの執事じゃねえだろう」
「いえ、私はあくまで執事ですよ
ただのね
それに殺し屋ならそちらの方の方が合っている」
「?
そうかい…
とにかく俺ァあんたとヤリあうつもりはねぇよ執事さん
降参だ
だがな」
アズーロはそこまでいい後ろにいたシエルの髪をつかんだ
「手に入れたブツだけは置いていってもらうぜ
可愛い坊ちゃんの頭の風通しをよくしたかねぇだろ
執事ならどうするべきかわかってるよな?」
「貴方がたの欲しい物は…」
セバスチャンは懐から小さな箱をとりだす
その刹那、
――バシンッ
「セ」
――ドパダダダダ
『セバスチャンっ!!』
銃弾が次々とセバスチャンに撃たれていく
セバスチャンは倒れていく