第1章
夢小説設定
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『………んっ…』
霧雲は目が覚めた
しかし目を開けても何も見えない
それに腕と足も動かない
「起きたか?」
誰かの声がする
『!…………なんのようですか』
「べつに用事はねぇよ。
って言うのも今は違うけどな」
『?』
「お前(ガール)は何者だ?」
『………』
「お前について調べてもらってんだけど、全くといってもいいほど何も出てこねえ。おかしくねえか?それにこんなことできんのは自分だけじゃねー、他の奴の手を借りなきゃできねーからな
その手を貸してんのは誰だ?
おチビさん(リトル・ファントムハイブ)だけじゃねーよな」
『!……なにがいいたい』
シエルの名前に反応する
「どこのもんだ」
『…クッ…フッ…フフフ……』
霧雲は笑い出した
「何笑ってやがる!」
『フフ………ガッ!!』
霧雲の鳩尾(ミゾオチ)に衝撃が走る
しかし少しし、また霧雲は笑い出す
相手は霧雲を蹴飛ばし、殴り、霧雲どんどん血まみれになっていく
「何をやっている
それは今は僕のだぞ」
燐(リン)とした声が部屋に響いた
「!?」
『?』
その声には聞き覚えがある
霧雲が居候している屋敷の当主の声だ
「霧雲」
霧雲を呼ぶ声が聞こえる
『シ、エル…?』
「そうだ
怪我は大丈夫か?」
『けが…』
そういえば蹴られたりしてたなと思う
『すこしいたいけどだいじょーぶです』
「それならよかった」
二人で話をしていたが、一人の者によって邪魔された
「やはりお前か
フェッロファミリー
アズーロ・ヴェネル」
『!』
霧雲はシエルの言葉に驚きを隠せなかった
シエルが口にしたファミリー名、フェッロファミリーは霧雲が壊滅させようとしていたファミリーだったからだ
「なぁおチビさん(リトル・ファントムハイブ) 俺達(イタリアン・マフィア)にこの国はやりづらい
非常にやりづらいんだよ
英国人(インテグレーゼ)は皆頭に茶シブがこびりついてやがる
よく考えてみろよ
俺達みたいな稼業のモンが一番稼げる方法はなんだ?掃除(コロシ)でも運びでも女でも内臓(パーツ)でもねぇ
麻薬(ドラック)だろ?」
『クスッ……クスクスッ…
麻薬、ですか…
でもそういうところはどうなるかしってますか?』
黙っていた霧雲が口を開いた