第1章
夢小説設定
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「返せッ」
『っ!?』
霧雲が広間に行くとシエルの怒鳴り声が聞こえ、その声に霧雲はびくついた
『(なにがあったんですか?)』
霧雲はそっと中を見る
「それを返せ… エリザベス!」
どうやらエリザベスが何かを取ってシエルに怒られているようだ
エリザベスの方を見ると手には指輪がある
よくみるといつもシエルが親指につけているものだった
「あたし、かわいくしてあげようとしただけじゃない!
なのになんでそんなに怒るの!?ひどいっ
こんな指輪なんかっ キライ!!」
エリザベスはやけくそになって指輪を投げてしまい、指輪は床にぶつかり壊れてしまった
それを見たシエルは手を上げた
『!』
霧雲が動こうとしたが間に合わない
だが、セバスチャンがシエルの腕を掴み、止まらせた
霧雲はそれを見てホッとした
セバスチャンはシエルに杖を持たせ、エリザベスに謝る
シエルは息を調え壊れた指輪を拾う
「シエル…わたし…っ」
シエルは窓の側にいき、指輪を外へ投げ捨てた
それには霧雲も驚いた
エリザベスは自分がいけないことをしたのにシエルは無しにしてくれて過ちの心でいっぱいで泣いてしまった
「嫌なことを忘れ、踊り明かすのが夜会の礼儀だろうレディ?」
「…はい」
エリザベスはシエルの手を取った