第1章
夢小説設定
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『う゛ー―ッ 終わったぁ!』
霧雲は仕事の書類処理が終わったところだった
コンコン
部屋の扉が叩かれた
『はい』
「失礼します
クラウス様がお見えになられました。中庭へお越しください」
『なかにわ?』
訳がわからず首を傾げる
「行けばわかりますよ」
セバスチャンは笑顔で答える
『しつれいします』
霧雲は中庭へとやってきた
「?君は?」
「数ヶ月前から僕の家で居候している霧雲だ」
霧雲のかわりにシエルが答える
『Bonasera』
「ちなみにクラウスと同じイタリア育ちだ」
「!そうか!君が噂の子か!」
『噂?』
「まずは座れ」
『あ、はい』
シエルに指示され、椅子に座る
『噂ってなんですか?』
「あのファントムハイブに小さい可愛い少女がいるってね」
『ふぇ!?////』
霧雲は可愛いと言われ顔が赤くなってしまった
「ハハッ! 噂は確かだったようだ!
持ち帰りたいくらいだよ!」
「それはよせ
霧雲もしっかり僕達と同じだ」
「 !! 」
シエルがいう僕達と同じとは裏で生きると言っていた
「そうなのかね?」
『…はい
私はマフィア、ですから』
「このことは他言するな」
「わかっているよ
こんな可愛い子に危ない目にあわせたくないからな」
「お話中失礼致します」
話をしているとセバスチャンとバルドがきた
「晩餐の準備が整いましたのでお持ち致しました
本日のメニューは当家の料理長バルドロイによる
牛たたき丼でございます」
「DON?」
クラウスはあまりの驚きように白目を向いた
シエルも固まっている
「これが晩餐…かね?」
「はい」
クラウスの前にどんぶりをおく
「てっきり京懐石か何かかと「クラウス様、ご存知でしたか…?」え?え?」
セバスチャンの周りが輝いた
「丼とは古来日本から労働者をねぎらうごちそうてして用いられてきたものなのです
一仕事終えた功労者に感謝とのぎらいの意を込めてふるまわれた料理…
それが丼という食べ物なのです」
※実話です